12月2日【都心の紅葉・旧朝香宮邸】
2004年 12月 02日
朝の山手線は10時までは貨車です。
座席がありません。
人間がブタのように運ばれていきます。
・・・・・・・・・・・・混雑でつぶれるよりはましなのでしょうが、、、、の私。
目黒駅で降りました。
途中で見つけた「くま」屋さんのウィンドー。
ようやくいちょうも黄色一色になってきました。
しぶとく緑色の木もあります。
日当たりがいいと早く色づくのでしょうか?
お掃除をしなくてもいい落ち葉はステキ♪
目黒駅から徒歩7分迷子にもならずに到着しました。
私は以前月に2回目黒の駅ビル(かなんか)にあったカルチャーセンターでアートフラワーを教えていたことがありますが、その月2のお稽古の日と庭園美術館の休園日がバッティングしてせっかく目黒に来ていながら見ることができませんでした。不運でした。そして、ようやく今日初めて訪れることができました。
庭園美術館としてオープンしてから約20年になります。
元々は朝香宮さまの御殿でした。戦後のどさくさにセーブが買い取り白金プリンスホテルにするつもりだったようですが、回りの反対であきらめて東京都に売り渡したために今日美術館として見学することが出来ます。何だか赤字だそうで、早く見に行っておかないといけないのかなぁ~~とあわてて訪れました。
アールデコの装飾で有名な建物です。
HPです、クリックして下さい。
室内の写真を撮れないのですっかり忘れていました。
こちらは「美術館」でした。
1月23日(日)まで「田原桂一 光の彫刻」という展示会をしています。
写真の展示ですが、印画紙だけでなく、布地に焼付けたりなど変わったものがあります。
「絵」のような写真もありました。
室内は見たいし、天井も見たいし、展示もあるしで、あちらこちら見る物が多くて普通の美術館より見るのが大変です。上を向いて天井を見、壁を見たり床も見てそれから、展示も見てと大忙しの見学でした。
こちらは正面です。
御殿のイメージからすると、「アレ?」です。
高輪プリンスに残っている竹田宮邸洋館のようなつもりで行くと「エ?」
今見ますと別にどうってことのない外観ですが、建築当時は画期的な建物だったそうです。
昭和の始めですからネ。外はともかく、中は素敵です。
こちらは庭園側からの眺めです。
邸内は撮影禁止です。係員があちらこちら目を光らせていますので内緒でそっと写すことも不可能です。外からやっと写した正面入り口のラリックのガラス・・
ちょっと残念なので、絵葉書を写しちゃいました。いけないのかなぁ~・・?
よくわかりません。
正面玄関の内側とラリックのガラスです。
床のモザイクも素晴らしい~・・
白磁のオブジェは香水塔と名づけられています。
置いてあるのは次室(つぎのま)です。隣の絵葉書は大客室からの眺めです。
2階のベランダと階段の意匠です。
ベランダの市松模様の大理石が美しい~
妃殿下のお居間と隣の市松模様の床があるのはウィンタールームと呼ばれる温室です。
おしゃれな温室・・・・
こちらがこの建物を造らせた朝香宮ご夫妻です。
妃殿下は明治天皇の第8皇女です。殿下は香淳皇后の叔父さまです。
妃殿下は残念なことに完成して半年足らずで42歳の若さで薨去されました。
芝生の庭園の方に出てみました。
薔薇が咲いていました。
ようやくもみじも色づいてきました。
和風庭園の方からお茶室へ向かいます。
茶室「光華」です。
宮邸完成の後5年後に鳩彦(やすひこ)殿下によって建てられたものだそうです。
借りることもできるようです。
美術館素敵ですね。
人の少ない時間帯に行って、ゆっくり見てみたいです。
広いお庭にはあちらこちらに椅子が置いてあり、のんびりぼや~~っと出来る場所のようです。都心の別世界ですね。
部屋の方に夢中で展示会をしていたのを忘れていました。
書き加えました。(ゴメンナサイ。田原さま・・・)