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【北杜夫さんの訃報】



北杜夫さんが亡くなったと聞き、そんなに悪かったのかとびっくりしました。
以前は週刊新潮をよく読んでいましたので、お嬢さんの斎藤由香さんのエッセイでお父様の健康状態をチェックできたのですが、最近は週刊誌もご無沙汰なので、隙をつかれたか!と、残念でたまりません。
長い間腰痛に苦しまれたことはお嬢さんのエッセイで存じていましたが、インフルエンザの予防注射がいけなかったって本当なのでしょうか?ご家族の努力で何とか頑張っていらしたのに、ちょっとショックです。
奥さまやお嬢さまはさぞや無念のことでしょうね。ご冥福をお祈り申し上げます。

このユーチューブでおわかりのように、昆虫大好き少年から昆虫大好き大人になった北杜夫さん。
いつだったか、夏のNHKのニュースで「どくとるマンボウ航海記や楡家の人々の著者である北杜夫さんが」という出だしで始まり、すわお亡くなりになったのか!!!



と、思ったら軽井沢で昆虫の展示会か何かがあったという内容でびっくりしたというか、なんというか、もう少し出だしを考えてもらいたいものだと呆れた記憶があります。
ちょうどその頃は夫の職場に北さんの甥御さんがいたので、その話をしたら、甥っ子さんも一瞬ギョ!としたとのことで、やはりね~と苦笑いをしてしまいました。

北杜夫さんの著作との最初の出会いは小学生の頃で、家にあった「どくとるマンボウ航海記」の文庫本でした。表紙のコミカルな絵に魅かれて読み始めると内容も実に楽しくてげらげら笑いながら読み進んだ覚えがあります。

その後は、ちょうど高校生になった頃に沢山著作が出版され、夢中で読み進んだものでした。
楡家の人々も勿論読みましたが、当時は軽いユーモア作品の方が主流だったように思います。
狐狸庵先生遠藤周作さんとの掛け合いのようなものもあったかしら?
あまりに昔のことなのではっきり思い出せません。

長い年月が過ぎ、物言いの上品な昭和の作家も鬼籍に入られました。
昭和はどんどん遠くなり、今思えば屈託がなく明るい毎日に思えた過去の日々もかすかな記憶の中に沈んでしまいました。

私の青春の日々を明るく灯して下さった北杜夫さんを偲んで、楡家の人々を読みなおそうかなと思っています。
Commented by Marrrsan at 2011-10-27 21:21
来た作品とはしばらく遠ざかっていましたが、
昨年古本屋で歌集「寂光」と「或る青春の日記」を
見つけ、嬉しくて買ってしまいました。
久しぶりに読む若き日の日記はもう若くない私には
昔読んだ「青春記」のような感動はありませんでしたが、
懐かしさはありました。
北杜夫は私の読書の方向も変えた人です。
Commented by marunyanpekenyan at 2011-10-27 22:37
中学生のころ 愛読しておりました
(-i-)ご冥福をお祈りします
なむなむ。
Commented by genova1991 at 2011-10-28 22:37
☆ま~さんさま
北先生が来た~~!の口ですね^^;
沢山読んでいらっしゃるのですね。
私は高校生の頃はよく読みましたが、
その後は軽いエッセイ専門でした。
その後は遠ざかってしまい、お嬢さんのコラムを
読んで北杜夫さんの現況チェックをしているような
感じだったかな~・・・
そんなにお悪いとは思っておらず、突然の訃報に
驚きました。
Commented by genova1991 at 2011-10-28 22:39
☆ままにゃさま
>中学生 ←時差アリ^^;(年がばれそう)
今頃狐狸庵先生と天国?極楽?で談笑されていることでしょうね^^
合掌(-I-)
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by genova1991 | 2011-10-26 23:57 | TV・DVD・ビデオなど | Trackback | Comments(4)

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