人気ブログランキング | 話題のタグを見る

【そごう美術館で「輝ける皇妃エリザベート展」】

【そごう美術館で「輝ける皇妃エリザベート展」】_c0042960_1521750.jpg


【そごう美術館で「輝ける皇妃エリザベート展」】_c0042960_15214996.jpg



資生堂パーラーでめでたい紅白パフェでお腹を整えたw後、そごう美術館へと向かいました。
ミュージカルになり、宝塚でも上演される位の人気のあるエリザベートなので、さぞや大混雑かと思いきや、がらがらで拍子抜けしました。

今ぐぐってみると、とっくのとおに日本橋三越で展示があったのですね。京都でも巡回済みだそうで、何のことはない皆さんもうご覧になった後なのかもしれません。少し意気消沈(爆
だから、マリー・アントワネット展の折に抱き合わせでチケット販売をしていたのだなと思い当りました。

皇妃(どうして皇妃なのでしょうか?皇后ですよね?keiserin となっているから、皇帝に対して皇后でいいと思うのですが、皇妃なんて書くと位が下がるような気がしてしまいます。理由はあるのでしょうか?)エリザベートは有名ですが、個人的にはあまりよく知らないので、この300円の機会にしっかりと生い立ち人となりを見て来ようと思いました。

そごう美術館: 輝ける皇妃エリザベート展

ウィキペディア: エリザベート皇后

↑ のウィキペディアの記述が全面的に正しいのかどうかはわかりかねますが、参考として。

年末に見た「レ・ミゼラブル」の時代の少しあとの話になります。
だから、当然写真も沢山あり、王様王妃様といえば、肖像画ですが、美しく描かれた絵画だけでなく、写真があるのが良かったですね。絶世の美女の姿がよくわかります。



【そごう美術館で「輝ける皇妃エリザベート展」】_c0042960_15212443.jpg


展示会では肖像画や写真だけでなく、物語風にアレンジしたごく短編のビデオ映像が理解を助けてくれました。もちろん、あの有名なエリザベートの星型の髪飾りの本物の展示もあります。装飾品、衣類、家具なども見ることができて、なかなか奥深い内容でした。
【そごう美術館で「輝ける皇妃エリザベート展」】_c0042960_15213486.jpg


展示されていたのは1つだけですが、実際には沢山のこのダイヤモンドでできた星を頭に飾ってキラキラさせていたわけです。モーツァルトの魔笛を見て感動した皇后にフランツ・ヨーゼフ皇帝から贈られたものだそうです。
【そごう美術館で「輝ける皇妃エリザベート展」】_c0042960_15211939.jpg


エリザベートはバイエルンの公爵家の息女でした。お母さんとフランツ・ヨーゼフ皇帝のお母さん(ゾフィー大公妃)が姉妹なので、従兄妹にあたります。
お母さんたちはエリザベートの姉のヘレーネとフランツ・ヨーゼフを結婚させるつもりでしたが、フランツ・ヨーゼフが一目惚れしたのは、妹のエリザベートでした。2人は結婚することになります。

そういった出会いからして、皇帝は皇后を心の底から愛していたようですが、エリザベートはそうでもなかったのかもしれません。お父さんの公爵が自由奔放だったので、幼い頃から気ままな生活を送り、そのために堅苦しいウィーンでの宮廷生活にはなじめなかったのだそうです。
【そごう美術館で「輝ける皇妃エリザベート展」】_c0042960_15213469.jpg


ぽんぽんぽんと4人の子女に恵まれますが、姑のゾフィー大公妃(息子は皇帝ですが、夫は皇帝ではありませんでした。1つ世代を飛び越したのだそうです)は若いエリザベートに子どもの養育はできないからと、子供たちを取り上げて自分で養育しました。

ウィキペディア流ですと、エリザベートの養育放棄ですが、展示会では怖い姑に赤ん坊を取り上げられて泣く若い母親エリザベートということになっていました。

どちらが本当なのかはわかりませんが、どちらも事実の一部なのでしょうね。

王族のような上流階級の子女の養育は乳母やがするのが普通でしょう?
乳母やの監視が母親ではなくて、祖母だったということなのでしょう。
【そごう美術館で「輝ける皇妃エリザベート展」】_c0042960_1522980.jpg

よく見ると髪の毛の編みこみがすごいことになっていますね。
エリザベートは誰もが認める美貌でしたが、その中でも腰までゆったりと届く豊な髪の毛が自慢だったそうです。ブランデーと卵で作ったシャンプーで洗髪したそうですよ。長いから大変な作業だったことでしょう。

スタイルも抜群で、身長172cmという背の高さなのに、体重50kg、ウエスト51cmのスリムさ加減!!
生涯この体重やウエストを維持したそうです。
大変な努力をして!!
ダイエットも並みではないし、スポーツにも熱心でした。
乗馬も大好きで乗馬服や乗馬関連の装飾品などの展示も沢山ありました。

自分の姿形のための努力は惜しまなかったようですが、皇后としての役目を果たすことは徐々に拒絶していき、晩年は旅行にあけくれてウィーンを逃げだす毎日だったそうです。
専用の客車をあつらえ、別荘ですごしたり、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりと落ち着かない日々だったとか。

バイエルンの公女でお母さんがバイエルン王国の王女なので、ノイシュバンシュタイン城の例のルードヴィッヒ王でしたっけ?狂王とかいわれたのは?も親戚にあたり、付き合いはさほど密ではなかったようですが、亡くなった折には大変なショックを受けたそうです。

そしてまた、たった一人の息子を例のマイヤーリングの情死事件で失い、以降黒い喪服しか身に着けなかったとか。で、喪服を着てあっちへうろうろこっちへうろうろしていたら、イタリア人のテロリストに刺殺されて61歳の生涯を閉じるというドラマチックな一生でした。

マリー・アントワネットよりもよほど波乱万丈に思えます。
ハプスブルグ家の皇后なので、マリー・アントワネットとも無関係ではありません。

皇帝はエリザベートを愛していましたが、こういう生き方だったので、それ以外の人たちにはあまりよくは思われていなかったことでしょう。
ただし、ウィーンは大っ嫌いなのに、ハンガリーおよびハンガリー人が大好きだったのだそうです。
ハンガリーのためには色々な努力をしたようで、ハンガリーの人たちにはエリザベートは素晴らしい王妃(ハンガリー王国では王妃)だと言われて悪く言う人はいないそうです。

晩年は極端なダイエットや美容のし過ぎなのか、肌はしわしわしみだらけになり、いつも扇やヴェールで顔を隠していたそうです。
いくら磨いても、その時代ですから老化には勝てなかったのでしょうね。
今の時代に生きていたら、どんなにか目を輝かせてアンチエイジングに全身全霊の力を注いだのだろうか??と、思っただけで少し恐ろしいような、、、^^;

【そごう美術館で「輝ける皇妃エリザベート展」】_c0042960_15215435.jpg


あまりよく知らない人物だったのですが、色々な物を見せていただき参考になりました。
一番印象的だったのは、やはり美容とダイエットかな~・・・
女性らしい女性だったのでしょうね。
母性は?がつくみたいですが^^;
Commented by marunyanpekenyan at 2013-01-06 22:11
>混雑かと思いきや、がらがらで拍子抜けしました
よかったですね
展覧会が混雑してると 自分のペースで見られなくて
とっても残念にゃもんですから
歴史 弱点で ???です。
Commented by agapi at 2013-01-07 08:59
この皇后の別邸がギリシャのケルキラ島にあって、アキレウス宮殿というそうです。
そこで無政府主義者に命を奪われるのですが、、、、。
思うに無政府主義者って、愛人だったのかもと思いました。
いくら離宮でも護衛の人もいたので、そんな風に思います。
Commented by magomagom at 2013-01-07 09:07
おはようございます♪
↓の紅白パフェ、朝から、うっとりと
眺めさせて頂きました。美味しそう!
展覧会、予想と違い、空いていたのですね。
ラッキーでしたね。

自分の姿容には、努力を惜しまない方
だったのですね。確かに、髪の編み込み
すごいです。シャンプーも、すごい。。。
Commented by genova1991 at 2013-01-07 16:33
☆ままにゃさま
>がらがら どうしてこんなにがらがらで、チケットも300円(マリーアントワネット展と抱き合わせで300円www)なのかと思ったら、すでに東京で開催した後だったからのようです。
ゆっくりじっくり目の前で見られてよかったです。
イヤホンガイドを節約できました(爆←混んでいるときは説明を
読めないので借ります
>歴史 西洋の話なので、年代が曖昧になりますが、
整理整頓してみると、結構面白かったです。
ウエスト50cmがとにかくすごかった!!
ベルトの展示がありましたが、直径16cm位ですよね?
こんな小さな円の中に身体が収まった(172cm)と思うと
脅威でありました!!
Commented by genova1991 at 2013-01-07 16:36
☆agapiさま
>アキレウス宮殿 色々内装を凝りまくって作らせたとかいう
別荘のことでしょうか??
インテリアにもかなり凝り凝りの方だったようですね^^
アナーキストはジュネーブで人ごみにまぎれて
鋭いナイフだったかヤスリで心臓を突き刺したとあったような、、
行先がバレバレで新聞にのったりしたそうなので、
こういうことも起きたのでしょうね。
Commented by genova1991 at 2013-01-07 16:39
☆シュナママさま
おめでたい^^紅白パフェ↓をこの春一番に食べられて
嬉しかったです。なかなかいけないので^^;

美人の皇后さまは、お仕事はさっぱりだったようですが、
自分磨きの凄まじさで歴史に残ったようです^^;
髪のお手入れだけでなく、ダイエットにも励み^^;;;;
生涯50kgウエスト50cmを維持したそうで、
大変な意志の持ち主ですよね。
爪の垢でも煎じて飲みたい私です。
ベルトの展示がありましたが、とにかく小さなわっかのようなベルトで
私だったら首輪だわと思い、、

意気消沈しますたorz
Commented by magomagom at 2013-01-07 19:04
そうそう!マダム、おダイエットされて
いましたよね?成果は、いかがでしたか?
Commented by genova1991 at 2013-01-08 16:55
☆シュナママさま
^^; ダイエット ^^;;;(滝汗)

年末前まではかなり真剣だったのですが、
結構お腹もぽこんと凹んだし、、、
年末年始で予想通り、ほとんど元通りです(号泣)

1から出直します!!(いちおう)
名前
URL
削除用パスワード
by genova1991 | 2013-01-06 16:08 | 美術館・博物館 | Trackback | Comments(8)

白玉団子のお出かけレポと食べレポ 暇にあかせて記憶辿り


by 白玉団子