【初夏の山形花めぐり】④蔵王のお釜【さくらんぼと芋煮】
2014年 06月 22日
どきどきしながら目指した刈田山から見えるお釜。どきどき、、どきどき、、今は晴れているけれど、山頂に着いた途端に曇ってもやったら残念だわ、、どきどき、、、
以前白根山のお釜を見に行ったことがあります。
ロープウェイだかリフトだかのチケットもバスの中で購入したのに、いざ到着したらひどいもや(霧?)で何も見えず、もちろんロープウェイも動かず、支払ったお代をそのまま返してもらった思い出があります。だから山の天気はあてにならないのだ、、新米の添乗員さんが、小銭の集金と返却に難儀されていたのも苦い思い出でした。
蔵王町観光協会: 御釜
蔵王刈田岳・熊野岳・五色岳の3峰に抱かれた円型の火口湖。
釜状なので「御釜」という名前がつきました。
湖面はエメラルドグリーンの水をたたえ、荒々しい火口壁と対比して神秘的な雰囲気。
冬の樹氷と共に蔵王の象徴となっています。
今まで26回の噴火を繰返し、最近では明治28年2月15日に噴火しました。
昭和14年に測深した当時は深さが63mありましたが、五色岳断崖の崩壊により年々埋まり、
昭和43年の測深時には最大深度27.6m、平均深度17.8m、周囲1,080m、東西径325m、南北径325 mでした。
湖水は強酸性のため生物は生息できません。水温は表面から10数mの深度で摂氏2度まで下がり、それより深度を増すと温度が高くなる特殊双温水層で、世界でも例がない湖です。
太陽光線の当たり方で様々に色を変えるため、「五色湖」とも呼ばれています。
南西から流れ出て濁川となり、賽の磧の北側を迂回して太平洋側へ流れ出ています。
(上記観光協会のサイトより)
相変わらず車窓からは根雪の景色が続きます。
ぐるぐる回りながらやまのぼり。
昔は、バスの構造が悪かったのか、道路が悪かったのか、私が繊細だったのか、こういったカーブの道ではすぐに酔ったものですが、今はヘーキ
年をとって厚かましくなったのかな??(夫曰く慣れたんだろ)
お釜の見えるレストハウスの駐車場に着きました。
キャーキャー!!
くっきりとお釜が見えますよ!!
添乗員さんは、エメラルドグリーンと言っていましたが、もう少しよどんだ緑色の感じがしました。
泥緑?(コラ!!
とにかく、もやってもいず、視界明瞭ではっきり見えただけでも、幸せです。
あ~~梅雨時だというのに、見えて本当に良かった^^
緑のお釜
実は一番近くで見たかったので、結構下りました。
足元が悪いので、もたもたと、、
夏の雲が出ています。
気温は随分低いのですが、からっとしていて気持ちの良い山でした。
下りるよりも、上る方がずっと簡単でほっとしました。
夫は到着した途端に「お釜って何だ?」「火山の火口湖のことじゃないの?」と言う私の声を無視して、お釜をぐぐるの。見たらわかるじゃないのよね。
時々噴火する火山で、火口湖も煮えるそうですから、まさにお釜だわね。
以前はもっと深かったそうですが、崖が崩れて今は深さが半分になり27mだそうです。
お釜近くに降りたら、次は山頂のお宮さんを目指します。
砂利坂を下って戻ってきた身には、山頂までは厳しそうに見えました。
逡巡していたら、お気楽な夫が行こう行こうと言うので、致し方なく(笑)山頂まで登山(爆)しました。
息が切れるので、スーハースーハー深い呼吸をしながらよろよろと上ります。
お釜が随分下に見えたような気がします(笑)
やっとこせ到着!!
下から見えていた奥の宮です。
山頂から見えたお釜
やっとたどり着いたので、お宮さんにもお参りしました。
風雪にさられて幾星霜
温度計を見ると14度です。
上に薄いカーディガンをはおりましたが、それほど寒いとは思いませんでした。
ちょうど良い感じで気分爽快です。
やはり、山の空気は気持ちがいいですね^^
山の名前は刈田岳だそうです。
蔵王蔵王といいいますが、蔵王という名前の山はなくて、蔵王連峰?
奥羽山脈の中の山々のつながりです。
八ヶ岳みたいなものなのかな?と勝手に解釈しました。
刈田岳山頂から見たお釜の図
山の頂って、小石を積み上げる決まりがあるのかな?
小石山が沢山できていました。
帰りはすっころびそうになりながら、ひざがくがくで下りました。
上りは息が切れるのが辛いけれど、下りるよりも上る方が身体は楽に思えます。
山頂とレスハウスの標高差が58mなので、58mは自力で登ったことになります。
ハイラインやエコーラインのおかげで、楽々登山が可能になりました。
たった58m登っただけで、ヒーヒー言う婆さんも素晴らしい景色を堪能できて、有難い有難い21世紀です。(有難た過ぎて有難味が少し薄れるような気もします)
ツアー利用じゃなくて個人旅だと、こういうバスを利用するのかな?
行きに見えたホテルを通っていくのですね。
時間になったので、駐車場に行くと、クラブツーリズムバスが止まっていました。
どこから来たのかな~?