【フランス山の遺構】
2005年 04月 02日
山手西洋館公式サイト
昨日「港の見える丘公園」から地上に下りるために地続きのフランス山へ行きました。
この壊れた建物はここ「フランス山」にあるフランス領事館の跡です。先日図書館でポール・クローデルの日本滞在記を借りて読みました。クローデルは有名な詩人ですが駐日大使としても活躍しました。ちょうど関東大震災の頃に日本にいたので、滞在記には地震の様子も克明に記されています。クローデルは東京にいましたが、その後に横浜の被災地にも視察に行っています。横浜の被害はひどくて山手の居留地も軒並み崩れたり火事で燃えてサン・モールのシスター達が沢山亡くなったことが記されていました。
フランス山の遺構←横浜開港資料館の情報サイトです。
ということは、この壊れた建物は震災の被害を受けたままの形で残っているのでしょうか?と思ったのですが、昭和になって再建されその後火災で焼失した建物の遺構とありました。フランス山が長い間工事をしていたのはこの遺構を整備するためだったようです。赤い風車も昔あった井戸の遺構が見つかったので再現したようです。
ここから太平洋(?)を眺めれば、その先にはアメリカが見えるなんてね、、
その後外人墓地に行ってちょうとその日は中まで公開してて
ガイドツアーがあったので係の方に色々説明して頂いたんですが
その時も大震災で亡くなった外国人の方のお話をされてました~
工事が終わったのはつい最近のようでしたよ~
この日はウイークデーなので、外人墓地の中は見学できませんでした。大震災から82年が過ぎ怖い怖い毎日です。私の学校の校長先生も梁の下敷きになって亡くなられ、ここにお墓があります。