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【「八十日間世界一周」・というより、マイケル・トッドとリズ・テイラー】


祝!完成50年(1956~2006)
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こちらは「アウダ姫」役の若きシャーリー・マックレーンです。御年22歳!


【「八十日間世界一周」・というより、マイケル・トッドとリズ・テイラー】_b0009849_17274888.jpg先週貸し出し中で手に入らなかった
「Around the World in 80days」のDVDを今回は借りることが出来ました。やはりDVDにして良かったです。デジタルリマスター版なのか、シミ1つなくて綺麗な画面にウットリしました。しかしウチはプレステ2でDVDを見るため、操作勝手がよくなくて、イライラの連続です。やはりちゃんとした機械でないと無理なのかも。
「あらすじ・キャストはこちら、goo映画で」





私は少女の頃に映画館のりバイヴァル上映で見た記憶があります。この映画も長編なので、「風と共に去りぬ」のように間に休憩をはさんだ上映だったと思います。DVDもそういう構成になっているので、きっとそうなのでしょうね。

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antoinedoinelさんも書いていらっしゃるように、有名な気球の場面は原作にはありません。私も先に原作を読んでいたので、ちょっとびっくりした記憶があります。しかし、「八十日間」といえばあの気球の場面なしには考えられないので、ジャッキー・チェンのリメイク版にも気球シーンがあるのが面白いなぁ~と思いました。

映画が終わった後にオーソン・ウェルズがナレーターをするこの映画のプロデューサーの「マイケル・トッドの世界」のTV番組がおまけでついていましたが、そこにもあの場面は「ジュール・ヴェルヌ協会」からクレームが来たと言っていました。後でメダルをもらったけれどね、、というオチもついていましたが、、、。
きっとマイケル・トッドのアイデアなのかもしれません。

結局この映画よりもオマケの「マイケル・トッドの世界」の方が印象に残りました。

マイケル・トッドは元はブロードウェイの舞台のプロデューサーだったようですが、映画制作も始め、この映画には大金をかけていたので(700万ドル!)成功が危ぶまれていたのですが、周りの予想に反して世界的な大ヒットとなり、アカデミー賞も沢山受賞します。そしてその後すぐに当時24歳のエリザベス・テイラーと2回りの年の差を越えて再婚するのです。
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プロデューサー・マイケル・トッドの思い出を語る未亡人エリザベス・テイラー




このTV番組のナレーター役オーソン・ウェルズも若いのですが、そこに出てくるエリザベス・テーラーが、これまた、信じられないほど綺麗!このTVに出たのはまだ20代の頃なのでしょうね。このリズを見るだけでもこのDVDの値打ちがあるように思いました。リズがユダヤ教に改宗してまで結婚したマイケル・トッドとの新婚生活もたった2年ほどでトッドの飛行機事故(1958年)による死で終わりをつげるという悲劇は有名でした。前世紀半ばのことなので、若い方は勿論ご存知ないでしょうが。リチャード・バートンが現れるまではリズが本当に愛したのはトッドだけだなんて言われていたからです。

やけになってヒトの亭主に手を出してエディ・フィッシャーと結婚したのよ~というスキャンダルもありました。頭の中で過去のリズ・テイラー物語がぐるぐるしています。

私は若い頃のリズ・テイラーの映画をあまり見たことがないので、あの貫禄ばかり思い描いて「美人」と言われてもなかなかピンとこなかったのですが、この「オマケ」を見て、いや、はや、やはり本当に「絶世の美人」だったのは事実なのだと確信出来ました。

マイケル・トッドが早世しなければリズ・テイラーの生活は全然別物になっていたかもしれず、人生は何が起るかわからないとつくづく思います。
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でも、この豪華な映画が残っているだけでもマイケル・トッドは生きた甲斐があったのよねぇ~と、端役で出ているフランク・シナトラやマリーネ・ディートリッヒを見るにつけ感慨深いものがありました。

昔の映画は大らかでのんびりとしていて、楽しくて、見終わって後に満足感があり本当に良かったです。ラストのアニメまでが楽しくて文句のつけようがありませんでした。
Commented by F at 2006-02-05 22:55 x
こんばんわー。
この作品、テーマ曲は有名ですが見たことないんです。
リス゜出演も知っていましたが、シャーリー・マクレーンが出ていたとは。
おふたりともお若い。リズの眉毛はあいかわらずというか昔からなのですな。
それにしてもナレーションがオーソン・ウェルズで、シナトラ、ディートリッヒが端役とは豪華なり。

Commented by Marrrsan at 2006-02-06 00:25
80日間世界1周はテレビのミニシリーズ版がありますね。
前ボンド役のピアース・ブロズナンが主役です。それなりにお金をかけた作品ですが、私の印象はもう一歩という感じがしました。もう、かなり前で日本でもビデオは出たような気がします。
Commented by genova1991 at 2006-02-06 01:05
☆Fさま、こんばんは。
エリザベス・テイラーは眉毛で確かめなかったら(?)、本人かどうか心もとない感じでした。本当にリズなのか?と、思うほど別人のように綺麗(??)なのですよ。。。。。。
ナレーションのオーソン・ウェルズはTV番組の方です。映画には出演していません。端役はノエル・カワードから始まって凄すぎて書ききれない程の豪華版です。端役を見つけるだけでも楽しい映画でしたよ~♪
Commented by genova1991 at 2006-02-06 01:07
☆Marrrsanさま
ジャッキー・チェンの「80デイズ」もあるようですが、この映画以外は考えられないし、見る気もおこりません。オリバー・ツイストもそうですが、今作ってどこが面白いのだろうと疑問ですものね~。
Commented by mika_n_n_chan at 2006-02-06 05:41
ホントに、若き日のリズの美しさにはうっとり…ですねぇ~。
そりゃー何回も結婚できるワケだ☆

最近は続々とDVD化されて嬉しいですよね~。
実は我が家もプレステで見るので、たまにエラーになってりして…しょっちゅう舌打ちしてます。(プレステだと表示エラーが多いみたいですね)
Commented by lanova at 2006-02-06 08:24
子ども時代に読んだ記憶があります。ワクワクするような冒険小説だったような…昔の映画は英語学習にはもってこいだと以前通っていたクラスの先生が言っていましたが、それも50年代以前のものでなければいけないそうです。新しい映画は音声機材の発達により役者さんが大きな声ではっきり喋らなくなったからなんだそうです。
Commented by emicoucou at 2006-02-06 09:11
こんにちは。若きシャーリーマクレーンを実は↑写真で始めて見ました。
綺麗ですね~!いまも好きですが、原形(?)はなんと初々しく美しい!
>リズがユダヤ教に改宗してまで結婚したマイケル・トッドとの新婚生活・・
そうなのですかぁ・・・知りませんでした。
昔の映画のエピソードが面白い!ですね。このごろの映画は、エピソードまで作られてる(演出されている)感じがして・・・。
Commented by genova1991 at 2006-02-06 13:56
☆mika_n_n_chanさま
>うっとり  本当に目のさめるような美しさという感じがしました。慣れていないので(?)びっくりしましたよ~♪
>プレステ   どちらかというと操作に慣れていないので、もたついてイライラしています。何回も何回も最初の場面が出てくるとおヒスを起こしそうであります。もう誰もゲームをしないのでもっぱらDVDを見る機械に成り果てたのですが、使い手が悪いとプレステも気の毒ではあります。。。。
Commented by genova1991 at 2006-02-06 13:59
☆lanovaさま
ジュール・ヴェルヌの冒険小説の中でもこれは楽しいジャンルですよね。
ワクワクどきどき(逮捕されるのかな?など)最後に1日おまけがあったというオチなど本当に楽しめます。今英語学習用に向いている(?)昔の映画が500円のDVDになっていますが、さすがにこれは見当たりませんでした。ワンコインDVDになれば欲しいなぁ~と思います。
Commented by genova1991 at 2006-02-06 14:03
☆emicoucouさま
こんにちは。
>シャーリー・マクレーン  50年たってもさほど変わっていないような気もします。お化けですね、、、。インドのお姫様の姿ですとお化粧のせいで、目元がよくわからないのですが、声を聞くとまさしくシャーリー・マクレーンなのです。声はあまり年を取らないのでしょうね。
50年代のハリウッドは黄金時代でしょうから、伝説も沢山あることでしょうね。おまけでついていた「メイキング・オブ」もそれだけで面白いTV番組でしたよ~。
Commented by antoinedoinel at 2006-02-06 21:11
これこれ、これです!この雪をすくってワインクーラーに入れるシーンが大好きです!本当に夢があって楽しいですね。
エリザベス・テイラーは私の中では、でっぷりギラギラになってマイケル・ジャクソンとつるんでいるイメージがあまりにも強すぎます。「マイケル・トッドの世界」見てみたいですが、うちにはプレステもDVD専用機もないので、残念です。
Commented by genova1991 at 2006-02-07 06:48
☆antoinedoinelさま、おはようございます。
私もこの雪でワインを冷やすシーンが好きです。
こういうことも含めマイケル・トッドは随分苦心をしてこの映画を作ったようです。気球しかりです。シャルル・ボワイエに「気球なんて原作に出てこないよ」と言われて「え”~」なんていうのもありました。
PCでDVDは見られないのでしょうか?私は見たことがないのですが、見られるよ~と聞きました。ディスクを入れるところにDVDと書いてあればいいそうですが、、、。
ほかにもアカデミー賞受賞シーンなどもあり、あの頃のテーラーは人生でもっとも幸せだったのだろうな~と思いました。
最も幸せな時があっただけでも仕合わせなのでしょうね。
私なんて何もないし、やはり美人は得だと思います。(嫉み妬み僻み)
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by genova1991 | 2006-02-05 17:52 | TV・DVD・ビデオなど | Trackback | Comments(12)

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