【「よみがえる源氏物語絵巻」@そごう美術館】
2007年 03月 20日
というわけで、「節子さま」の展示会以来久しぶりでそごう美術館に行きました。
というか、「源氏物語絵巻」展を開催中なので、ついでにうどんを食べてきたのです!(見栄)
何だかさっぱりわからないまま美術館に入りました。
入ってわかったことは、驚くべき事実でした。
↓雲居雁が夕霧が読んでいる手紙を恋文だと思い込み後ろから取り上げようとしている絵だそうです。なかなかコミカルな感じがします。
ウチはあまりテレビを見ないので、衛星もケーブルも入れておらず知らなかったのですが、NHKのBS2で源氏物語絵巻の複製の記録をルポしたものがあったそうです。
昭和の模写も一緒に並べて展示してありますが、平成の模写は昭和とどこが違うのかというと、X線の透視などによって、最初に描かれたときの顔料の分析が進み、当時と同じ顔料を使って描くことが出来たという点です。
衣装の模様なども、表面には見えないけれど実は描かれていた柄などがわかり、昭和の模写よりもずっと原画に近いものとなっているそうです。
それにしても、絵葉書で分るように、色彩鮮やかな絵巻だったようです。
巻物ですから、本当はぐるぐる巻いて保存してあったのでしょうね。
随分剥離した個所もあるようですが、古い時代(いつのものなのかな?)の絵巻が残っていて、それを元に複製模写が出来て本当に素晴らしいことだと思いました。
名古屋の徳川美術館と上野毛の五島美術館の所蔵品だそうです。
そういえば、源氏物語絵巻の逸話をいつか読んだ覚えがあるのですが、何だったかな?
平日の10時半頃でしたが、年輩のご婦人をメインにかなりな数のお客さんで賑わっていました。皆さん、このような展示会があることをよくご存知だなとあらためて驚きます。私は不勉強なので、源氏の大将の晩年はよくわからなくて、絵の解説を読みながらふふふ~んとわかったような気になりましたが、
混乱。
女三の宮と柏木でしょ?^^
その子が薫ちゃん。
大君と中君というのが出てきて、
あ~誰のお嬢さんだったかな?
匂宮は源氏の子どもでしたっけ?(孫でした、、、)
え”~・・・・トホホ
もっと勉強しないと折角の展示会を見に行った甲斐がありませぬ。
そうそう、昭和と比べると平成は顔の色の白さが光って見えます。白が真っ白けなんですよ。鉛白という鉛を使った顔料だそうです。昔はこれを顔にも塗ったから、鉛の毒でみんなやられたのですよね。ピカピカするような白でした。
こんな白い色を顔に塗った人がぬぅ~っと出てきたら悲鳴を上げそうです。
というより、チャンネルを回していたら、たまたまやっていて
ず~っと見とれておりました。とてもきれいな色彩だったのですね。
うわぁわぁゎぁ~~
それは大変でしたね。
源氏と聞いただけで蕁麻疹が出そうです。
夢を見ませんか?
ご覧になったのですね~いいなぁ~
やはりケーブルでも入れた方がいいのかと、こういう時だけ思いますが、すぐに忘れてしまいます。
会場でもテレビ放送を少し流していたので見ることが出来ました。
それにしても、昔昔にこんな綺麗な絵巻が描かれたとは本当に驚きました。