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【1984年の「Cats」と加藤敬二さん】

【1984年の「Cats」と加藤敬二さん】_b0009849_1057228.jpg昨日aki-to-chipさんが楽しくご覧になった劇団四季の「キャッツ」のエントリーを読んだら、先日から色々と思っていたことを書いてみたくなりました。

というのも、先月だったでしょうか、、。
お昼のNHKを何の気なしに見ていると、劇団四季の加藤敬二さんがその日のゲストで登場しました。私は四季のミュージカルにはご縁がなくて、ほとんど一番最初の舞台かと思われる「ジーザースクライスト・スーパースター」を中野の当時サンプラザといっていた(今は何でしょうか?)劇場で見てから去年「オペラ座の怪人」を見るまで、間が云十年もあいています。

というわけで、加藤さんのお名前もお顔も経歴も何も知りませんでした。
テレビに出てきた瞬間「あれ?四季っぽいわ」と思いはしました。
第六感はあったみたい^^;



【1984年の「Cats」と加藤敬二さん】_b0009849_1114364.jpg
加藤さんはマジッシャンのご家族の中で育つというユニークな生い立ちで、9歳で舞台にたったそうですが、ダンスに目覚め、10代はダンサーとしてテレビでも活躍されていたそうです。

その加藤さんがミュージカルをやりたいと思ったのはニューヨークの「Cats」の舞台を見たのがきっかけだそうで、その時のぞくぞくする感動は忘れられないと言っていました。

指折り数えると、私が見たブロードウェイの「Cats」ときっと同じ頃のようです。加藤さんはその後帰国してちょうど四季のオーディションがあり、受けたら合格し、何と「この役がやりたい!」と願っていた、マジッシャンの役で四季の舞台にデビューされたそうです。

それから、云十年^^

私は変わりませんが、加藤さんは大活躍で、今では四季のミュージカルの振り付けを沢山されているようです。長野オリンピックの子供たちのダンスの振り付けも加藤さんだそうで、今上演中の「キャッツ」ももちろん加藤さんの振り付けだそうです。

同じ舞台を見て、感動してひとかどのミュージカルスターになる人と、何にもならない人の差が、








ありすぎ。
そりゃ~もちろん、元々の才能の差があるから当然ですが、

ちょっといやんなっちゃった、NHKのテレビではありました。



私が見た「Cats」は1984年の12月です。
前年にトニー賞を総なめにした作品なので、大評判大人気!日本で上演していた位だから、アメリカだってあちらこちらで上演していました。

だから、その中のNYの「Cats」を見たのが、同じ「Cats」でも本当に同じなのよ~♪と
うふふふふ^^^^のワタクシ(オバカ)

キャッツが評判になったのは、それまでのミュージカルと毛色が違ったせいもあるのでしょうね。ストーリーというようなストーリーはないし、元になったのはTSエリオットの詩ですから、見ていても訳がわかりません。

で、訳わからん、だから、NYで私が見ても楽しかったのだろうなと思いました。

その後ロンドンで「エビータ」(私の数少ないミュージカル見物はALウェバーばかりです。。)を見ましたが、こちらはストーリーがあるから、辛かった。

だって、英語がわからないから。。。

「キャッツ」のようなミュージカルの方がちんぷんかんぷんの人でも楽しめて良かったワ^^と思います。

何回も書いているのですが、その当時加藤さんも見たブロードウェイの舞台は真ん中が客席の方に丸くせり出していました。私たちが運良く手にした席は前でしたがせり出した舞台のすぐ向って右側だったので、、、つまり、、、

舞台の左側は全然、全く、まるで見えない席でした。
ちゃんとチケットにも「半分見えない」と記載してあり、チケットブースでもそう言われて納得して買ったのですが、実際に、本当に半分見えない席だったので、驚愕したのが忘れられません。面白い舞台ですよねぇ~~

前だったのでオーケストラボックスがすぐ横にあり、指揮者の姿が画像(?)で見えました。

よく覚えていないのですが、おそらく演奏は生で指揮が「映像」という変わった音楽だったようです。何台もテレビのようなのが据え付けられていて、指揮者の映像が観客にも見えたというわけです。意味が通じるでしょうか?

終わると12月だったので、外は雪。

タクシーを拾うのも大変そうだったので、ホテルまできゃーきゃー騒ぎながら走って帰った思い出があります。ご存じでしょうが、冬のNYは地面から湯気が上がっています。シューシュー上がる道路の湯気とぱらぱら舞い落ちる雪と「メモリー」のメロディーだけが、加藤さんとは違う私の唯一の「Cats」の思い出となりました。

カセットを買って帰ったので、そのあと随分長い間聞きましたが、あのおみやげのカセットテープはどこにあるのかなぁ~・・・と懐かしく思います。
Commented at 2007-04-17 12:11
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by genova1991 at 2007-04-17 12:45
☆kkagayakiさま
>信念  見る目、捉える目、感じる感性が違うのでしょうね~。
とにかく私がダンサーになるというのはありえませんから、同じにはなれないけれど、同じ物を見ても、見た人が得るものは実に大変に違うということでしょうね~~(w
Commented by audrey0502 at 2007-04-17 18:20
カセットテープ。。。あはは~~
なんだか懐かしいですね。
まだありますよ。聖子ちゃんや来生さんや大滝さんや。
あら、ミュージカルと全然関係ない話でした^^;

四季っぽい顔ってあるんですね。
わかってしまうなんて、さすがですわ~~。
Commented by genova1991 at 2007-04-17 20:29
☆audrey0502さま
私も書きながら23年は長い年月だったと
つくづく思いました。あの頃はもち、CDもDVDも
なかったし、唯一あったのは「レーザーディスク」です。
もう誰も知らないでしょうね~。LP版のようなおっきなディスク。
昭和は遠くなりにけり~~♪
うちにもカセットはまだどっさりあります。
CDに切り替わるころのたたき売りを大量購入してしまったので(^^;)
Commented by aki-to-chip at 2007-04-17 20:58
ジェノバさんの観たキャッツはオーケストラだったのですか?
いいですね~
楽器の生演奏って大好きなんです。
あの 内容は 言葉があまりわからなくても大丈夫ですよね。
間近で観るのと 遠くから観るのでは 迫力も違うだろうし
機会を作って いろいろミュージカルを観にいくのも良いなぁと思いました^^
道路の湯気とぱらぱら舞い落ちる雪と「メモリー」のメロディー
なんともステキな思い出ですね^^ あのメロディー良いですね。
今日も歌っていたら 子供にウルサイ!と怒られました
Commented by genova1991 at 2007-04-17 21:07
☆aki-to-chipさま
>オーケストラ  たぶんそうだと思うのです。でなければ、指揮者の映像が不要ですよね?何分大昔のことで記憶もあいまいですが、指揮者の映像が前のモニターに映っているのだけははっきり覚えているのです。これだって、かなり変わっていますでしょ?@モニター指揮者ーー;
四季のミュージカルでも、楽器が少なくてすむものだと生のもあるようですよ。前に見た「壁抜け男」は楽器が2種類位(!?!)だったから生でしたわ~^^;
でも、生演奏つきの舞台ですと、バレエもよござんすわよ~♪
もう、うっとりぃ~~~夢の世界です。
>メモリー  つい口から出てしまいますものね。出なくても頭の中で渦巻いています。昨日の今日ですもの、歌っても致し方ないではありませぬか。子供無視!
Commented by yuhki_ex10 at 2007-04-17 21:40
こんばんは、
キャッツシアター、昨年一句詠みました(w

http://yuhkiwind.exblog.jp/3304567/

劇団四季はできれば「ライオンキング」ではなく、
「ジャングル大帝」をやって欲しかった。
いろいろあって、難しいかな。
NYでのミュージカルは、売れるか、ダメかの両極端みたい。
観客に目(と耳)の肥えた人も多いので、
つまらない作品にはお客も入らず、すぐ打ち切りなのだとか。
Commented by edoemo at 2007-04-17 22:17 x
はじめまして
いつも楽しく拝読しています。
劇団四季のジーザスクライストスーパースター 私も中野サンプラザで観ました。鹿賀丈史も市村正親も駆け出しでしたよね。中学生のころ、NHKの時代劇で主役をした俳優さんのファン四季の舞台観ていました。懐かしいです
Commented by neko_pen at 2007-04-18 07:25
おはようございます。
genivaさんの中で、「Cats」の思い出はくっきり、なんですね。
この歳になりますと、思い出は「くっきり」な部分とすっぽり丸ごと
抜け落ちている部分があって、そのすっぽりも、あるとき突然
くっきり思い出したりして、唖然とすることがあります。
私が、当時娘の住んでいたLAからAZを廻った頃は「ライオン
キング」のころでしょうか?私はハリウッドから西海岸あたりに
出没していました。その時の記憶は、帰りの飛行機に乗る
直前に、ギックリ腰になり、腰から背中に焼け火箸を当てられ
たような痛みのまま帰国したことです(^^;
Commented by winemam at 2007-04-18 14:50
四季のミュージカル、観てみたいです!
30数年前に、加賀まりこが出ていたジイドの「間奏曲」を観ました。
これは劇団四季だったと思います。古いでしょ、あまり覚えていません。
一昨年、ブロードウェーで「オペラ座の怪人」を観て、大感激しました。
NYへの行きの飛行機の中で映画版を字幕つきで観て予習していたので
ストーリーもよく解ってバッチリでした。
スタンディング・オベーションもして感激して歩いたタイムズ・スクエアのざわめき、
今も「オペラ座の怪人」の音楽を聴くとよみがえります。
視覚、聴覚、臭覚は、記憶とリンクしているのね~~
ブロードウェーのより四季の「オペラ座・・・」がず~っといいという意見を
聞いたことがあるので、一度、四季のを観てみたいのです。
Commented by genova1991 at 2007-04-18 15:53
☆yuhki_ex10さま
こんにちは~♪
キャッツシアターはご近所なのですね~♪
いいなぁ~
いつでも行けそう~~~~???
>ジャングル大帝 ホントそうですよね。ディズニーのパクリのをやるより、大元をミュージカル化すればいいのにねぇ~~♪
>ショービズ 厳しい世界なのでしょうね。受けるか受けないか!
運もあるのでしょうね。。。
Commented by genova1991 at 2007-04-18 16:02
☆edoemoさま
はじめまして、こんにちは~♪
拙いブログをお読みいただき有難うございます<(_ _)>
>鹿賀丈史 確か主役でしたよね?長い間何と読むのかわからない俳優さんでした^^;
市村さんとホリプロのお芝居をよくなさっているようで、四季同窓会ですね~♪(四季劇場に行く途中でパンフを配っていましたよ^^)
私は駆け出しなのに主演の滝田栄の辻邦夫原作の変わったお芝居(?)も見た記憶があります。ミュージカル以前の四季は懐かしいです。
>NHKの時代劇  一生懸命考えているのですが、何方のことでしょうか?時代劇だと平幹次朗かな?でもNHKじゃないし、石坂浩二?誰?と悩み続けています。初めて四季の舞台を見たのは平幹次朗の「ハムレット」でした。まだ日生が新しくてピカピカだった頃です^^
Commented by genova1991 at 2007-04-18 16:10
☆neko_penさま
キャハハ~♪
笑ってごめんなさいね~~
nekoさま、いやに「くっきり」を強調されるな?と思ったら、
最後のオチが「ギックリ」なんですもの~!
痛くて大変でしたね。。。
やはりご旅行の疲れも出たのでしょうが、楽しい思い出と
痛い思い出が重なって、くっきりと記憶が残っているのでしょうか?
>ライオンキング  あれがきっかけなのか、今のブロードウェイはディズニーばかりだそうで、、万人が楽しめてよろしいのでしょうね^^
私も本場のミュージカルを見に行きたいような、面倒なような、、段々年を取っていろいろなことが億劫になってきました。
今日は肩が痛くて、首が回りません(涙)
Commented by genova1991 at 2007-04-18 16:19
☆winemamさま
加賀まり子の間奏曲ですか~~(古)←メッ ゴメンナサ~イ・・・
ジイドではなく、ジロドゥーで~す^^
四季は元々ジロドゥーとアヌイのお芝居をするために浅利さん達
が作ったそうで、自由劇場が出来たので、最近リバイバルを
盛んにやっています。私は見る機会がありませんでしたが、
「間奏曲」も上演されたようです。うさぎさまの間奏曲は加賀まり子
と石坂浩二なんでしょうねぇ~~~見たかったわ~・・。
>オペラ座の怪人  四季の方がずっと良いというのは、どうも装置
というか舞台のことみたいですよ~。四季版の方が豪華なんだそうで、
秋に見ましたが、舞台は立派でしたが、歌やダンスはやはり
本場の方が上のようですね。でも、飛行機で映画をご覧になって、ブロードウェイで生をご覧になった
なんて、素晴らしい思い出ですね。いいですね~。
キャッツもオペラ座も大昔のジーザスクライストもみんなウエバーですよね~。大好き^^/
Commented by winemam at 2007-04-19 08:04
そうでした、ジャン・ジロドゥでした。モウロクしてますねぇ。
頭の中の消しゴムが巨大化してきたみたいです。
加賀まりこは「オンディーヌ」が好きで(TVの舞台中継でしか観た事
ないですが)、「間奏曲」は松山で観た記憶があります。
相手役が石坂浩二だったかどうかは、全く覚えていません。
「オペラ座の怪人」、映画版はCGを使ってすごかったのですが
シンプルな舞台のほうが数倍も感動しました。
やっぱり「生」っていいですよね~~~!
Commented by genova1991 at 2007-04-21 20:40
☆winemamさま
>間奏曲  石坂浩二は「オンディーヌ」だけだったでしょうか?私は以前のも最近のも見ていないのでよくわかりません。四季~加賀まりこ~石坂浩二 という連鎖反応が起こってしまうもので、、、^^;
やはり生の声が聞こえる舞台の方が映画よりも感動が伝わるものなのでしょうかしら。。。息遣いとか厚化粧とか、フィルムとは違いますよね^^;
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by genova1991 | 2007-04-17 11:10 | 思い出 | Trackback | Comments(16)

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