【澁澤龍彦とカマクラノ日々】
2007年 05月 18日
去年の秋は芥川の青年時代、春はダブル与謝野、その前は夏目漱石だったかな~?
などと思いながら敷地に入ると、このような立て看板が、、、
「はらら、、、澁澤龍彦、、、」
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この写真に写っているあたりは、常設展の鎌倉文士関係です。
企画展は反対側の部屋と1階で行われています。
常設展は同じなので、今回は折角来たからと、澁澤さんだけ拝見いたしました。
「澁澤龍彦」ウィキペディア
雪が降れば降ったで、桜が咲けば咲いたで、また新緑が陽に映えれば映えたで、
山の色にはそれぞれに味わい深いものがある。
私はそれを毎日、書斎から眺めて暮らしている。
私は1冊も著作を読んだことがありません。
澁澤という名前から渋澤栄一関係だというのは知っています。
龍彦さんは本家筋だから栄一翁の妹さん(確か本家の東家を継いだ)の子孫にあたるのかな~と思っています。確かめるのも面倒。以前「渋澤栄一三代」というような題の伝記(?)を読んだので、結構色々知ってます^^;
長編は亡くなる直前の「高丘親王航海記」(読売文学賞受賞)のみのようです。
沢山のエッセイと翻訳が主たる著作のようです。
浄智寺にお墓があると「サライ」に出ていたから、へぇ~と思ったら、物心ついてからは鎌倉住まいだったそうで、本当に全然知らなかったからびっくりしました。明月谷という明月院の近くに住んでいらしたようです。
北杜夫さんより一歳下だから、存命ならば来年80歳。
残念なことに下咽頭がんが原因で59歳で亡くなられました。
今年がちょうど没後20年になるそうです。
サドの翻訳を沢山されたので、裁判沙汰になったり色々あったようで、大変だったのかと思ったら、そうでもなく、裁判を楽しんでいたそうです。今の時代だったら、そんなことにはならなかったのでしょうが、昔ですからね。
そのあたりは別に読まなくてもさしつかえがないけれど、折角名前を見たのだから、エッセイでも読んでみようかなとちょっと思いました。
今度浄智寺に行ったら、お墓を探してみようかな、、、
まぶしいばかりのもみじの新緑が美しいエントランスへ続くアプローチです。
由比ヶ浜の駅に行く途中の角に咲いていた紫陽花の花。
少し色づき始めていました。
素敵な文学館ですね
初めて訪問させて頂きました。
今後も、宜しくお願いいたします。
私は異端運動に興味があるので、
「秘密結社の手帖」とかも読みました。
いいなーこれ、行ってみたいです。
モミジを眺めながらエントランスのほうへも足を伸ばした気分です。genovaさん、素敵すぎます♪
あじさいも印象的ですね。。。^^
はじめまして、ご訪問有難うございます。
鎌倉にはほかにも古い建物がありますが、
なかなか見学する機会がなくて残念です。
渋いお寺も沢山あって、良いところです。
今日も又行ってしまいました。
折角行ったからエッセイでも買おうかと思ったのですが、
こころづもりをしていなかったので、どれが良いのかわからず
買いそびれました。閉館時間が5時という早さなのでお気をつけ下さいね。外はまだ充分明るいので、追い出されて不満でしたよ~~(プンプン)
企画展は2部屋だけなので、量的には少ないかもしれませんが、通信簿なども見ることができるし、興味のある方にはきっと楽しいと思います。駒場の近代文学館の鎌倉支店という感じかな?建物も前田さんの別邸ですしね^^
ここのもみじ、1度でいいから紅葉を見たいのですが、
機会がなくて、残念でたまりません。
誰もがおお~!と見上げるような新緑が美しいもみじなんですよ~~~
それにしても、同じ頃に生を受けても、早々と鬼籍に入る人あり、傘寿を祝う人ありで、人生様々だなと思いました。