【~花と器のハーモニー~ベーリックホール】
2007年 06月 25日
テーマ:「自然から生まれた器」
輪島塗 石川県(輪島屋善仁)
谷口隆 ディスプレーコーディネーター/㈱サイドティー
展示コンセプト: 漆の美しいフォルムと質感を<透ける><映しこむ><交差する>という技法の中で表現しました。大地をイメージしたステージに、限界まで無駄を削り取ることにより生まれた漆の美しいフォルムをコラボレーションしています。
輪島塗について
japanと呼ばれる漆器。その源は縄文時代にまでさかのぼります。
輪島での漆器づくりの起こりは室町時代といわれますが、その長い歴史の中で常に進化と継承をを繰り返すことで現在の輪島塗の地位が確立されていきました。
「地の粉」による下地や「布着せ」という手法に代表される独自の技法が「堅牢さ」を支え、それに沈金、蒔絵の「雅」な世界が加わることで、生活芸術品としての価値を確立してきました。伝えられてきたわざとものづくりの追及により、今日の輪島塗があります。(パンフレットより抜粋)
べーリックホールは少し前まで近くにあったセントジョセフ(現在廃校)の寮として使われていたほどなので、かなり広い邸宅です。例年豪華なセッティングがされるので、今回も期待♪
真っすぐに伸びる竹と灯りの混じり合ったセッティングの中に置かれた漆器は「竹取物語」がテーマになっていました。竹の中から生まれたかぐや姫が月に帰るまでが描かれています。
漆器もこのように扱うと非常にモダーンに見えてきます。
こちらはお玄関近辺の様子です。
少し下がったところに位置するホールはこれまた真っすぐな草をあしらったセッティングです。
ダイニングとはちょっと感じが違うかな?
こちらはサンルームです。
西洋館には必ずサンルームがあります。
それが西洋風なんでしょうか?
2階の子供部屋も可愛らしく飾りつけがされています。
メインベッドルームも雰囲気のある飾りつけ。
昭和の始めでしょうか?
ホント素敵~♪
階段を降りて外に出ます。
広い前庭にはベンチが置かれているので、のんびり建物を眺めながら休んでいる方もありました。私は時間がないので、次の元町公園へと急ぎました。