11月16日(火)【鎌倉文学館(旧前田侯爵別邸)】
2004年 11月 16日
<薔薇を探して由比ガ浜へ>
先週行ったフラワーセンターの薔薇が素晴らしくて、また薔薇の花が見たくなりました。先週あれほど見事だったのですからまだ間に合うだろうと思ったのです。鎌倉を歩いていると、あちらこちらに鎌倉文学館のポスターが目に入り、お庭に薔薇が沢山咲いているというので、雨も上がり青空が見えてきたので、由比ガ浜を目指しました。
江ノ電の駅は遠いのですが今日はひとりなので、さっさっさっさと早歩き。
由比ガ浜駅は無人駅です。切符は車掌さんに渡しました。
江ノ電は線路ぎりぎりまで、家が迫っています。
線路が先に出来たので誰も文句が言えません。
初めてのところなので、少し不安でしたが地図を見ながら文学館を目指しました。
入り口脇のおうち。
表札は「前田」となっています。
しばらくもみじのトンネルの道を上がります。
もう少ししたら真っ赤に紅葉するのでしょうか?
12月かな?
石で出来たトンネルも風情があって、素敵でした。
パッと開けておうちが見えました。
先に薔薇を見たかったので、お庭に下りました。
広い芝生の庭が二段になっています。
谷戸を1つ使って作った別邸だそうで、なだらかな斜面がお庭になっています。
先週のフワラーセンターが素晴らしかったのでかなり期待をしていましたが、ちょっと遅かったようです。
・・・・・・・・・・残念。もっと早く来ればよかった・・・・
ポスターの写真は満開のバラ園です。
10月頃なのでしょうか・・・・春5月にまた是非来たいな、と思います。
昨日の雨のせいで、大きな花は首を下げていてうまく写真が撮れませんでした。
先に中を見学すれば、お天気が良かったのでその間に濡れた水分がとんだかなと少し後悔。このピーチピンクの薔薇は「エンプレスミチコ」です。「プリンセスミチコ」はオレンジの薔薇でしたがエンプレスの方が華麗な感じがします。
こちらは「プリンセスダイアナ」です。
亡くなられてから作られた白い薔薇だと思います。
この薔薇を購入するとよく覚えていませんが何らかの基金に寄付が回るようになっていたと思います。地雷撤去か何かだったかもしれません。
この秋最後の薔薇をゆっくり眺めておうちの方に戻りました。
以前は加賀百万石前田家の別邸だった建物です。
佐藤元総理が借りてお使いになっていたこともあるとか。
昭和のはじめの建物でさほど古いようには感じません。
おうちの中には部屋ごとにマントルピースがあり、窓にはところどころにステンドグラスのはまったきれいな窓もありました。
常設展示場には鎌倉ゆかりの作家の著作や原稿などが展示してあります。
窓からは由比ガ浜が遠くに見えます。
前田侯爵はこの窓から双眼鏡で海水浴をされる侯爵夫人の姿を追っていたとありました。
~・・・・双眼鏡で海辺が見えるかしら?と疑問。
企画展はほとんど一生の間鎌倉に住まわれた高浜虚子の次女星野立子女史の展示会でした。
「父がつけしわが名立子や月と仰ぐ」(親しくしていた方が亡くなったと知らされ落ちこんでいた時に夜空の月を見てくよくよしていてはいけないと思って作られた句だそうです。)
もう一度お庭に出て少女の像をパチリ。
又江ノ電に乗って帰りました。
途中鎌倉高校前の辺りで、キラキラ光る海がとてもきれいでした。
きれいなお嬢さんが私の前に座っていて、向かい側のカメラマンらしき人がパチパチ撮っています。光る海の背景はきれいだろうなぁ~と思いながら見ていました。
私も写真を撮りたかったのですが、ちっちゃなデジカメを出すのが何だか恥ずかしくなってぼんやり海を眺めていました。
江ノ島は鎌倉側から見るとまヨットハーバーが目障りで美しくなく、やはりこの間行った海岸(鵠沼海岸)側からの眺めの方がずっとイイワと思いました。オシマイ。