【青森・弘前りんご旅】⑫青森銀行記念館の見学
2014年 09月 24日
前日休館日で見学出来なかった青森銀行記念館が、9時半開館なので、チェックアウトをして、荷物をホテルに預けて出かけました。天気は曇天どんよりでしたが、雨降りじゃないだけで幸せ、ラッキー♪
【青森県の重要文化財】
指定区分 重要文化財
名称及び員数 きゅうだいごじゅうきゅうぎんこうほんてんほんかん
旧第五十九銀行本店本館 1棟
所在地 弘前市元長町26
所有者 青森銀行
指定年月日 昭和47年5月15日
公開状況 公開(有料)
(12月~3月まで閉館。2月上旬の
弘前雪灯籠まつり期間内は開館。)
時期 〈明治37年(1904)〉
明治37年11月19日、弘前市親方町19番地に、第五十九銀行本店として完成したものである。棟梁は名匠の誉れ高い堀江佐吉で、時に59歳であり、それまでに彼が修得したすべての技法と精力を投入した建造物である。
総工費67,711円、工期2年半、この優れた様式は広壮、虚飾を排して、堅牢にして疎略に堕せずと讃えられたという。
木造2階建て、用材は県内のヒバとケヤキ、内部の壁面は瓦を張り、その上を漆喰で塗りつぶして釘を使わないという工法は、実に独創的で東奥のルネサンス建築といわれる。
昭和18年から青森銀行弘前支店となったが、昭和40年に元の位置から90度回転して曳屋し「青森銀行記念館」として公開されている。
ウィキペディアです: 旧第五十九銀行本店本館
ウィキペディアです: 堀江佐吉
前日見つけたので、行き方はわかっています。
途中にあった蔵?
これも古そうな立派な建物ですね。
古い建築物がごちゃごちゃあるので、あまり驚かなくなっていました。
銀行もそうですが、この辺りは親方町という町名がついています。
人足の親方衆を集めた地域だったそうです。
いかにも城下町らしい地名がほかにも色々ありました。
で、
覚えておいて下さいね。親方町!!
ぼよよ~~んと、のんびり歩いてもきちんと到着しました。
まだ青空が少し見えていますが、この後どんどん曇ってきて不安でした。
はい、雪のない季節だけ開館しています^^;
1階は広い空間に、銀行の初めて物語の展示が沢山並んでいました。
その前に!!
なが~~い一枚板のけやきのカウンターにどぎもを抜かれました。
磨き上げられてぴかぴかでした^^
元は第五十九銀行なので、明治になって出来た第一国立銀行からの歴史の展示。
渋沢栄一もかかせません。
紙幣や硬貨の展示もあり、さすが、銀行^^;
この曲がった変わった階段は復元されたものです。
工事の請負が堀江組となっていたので、今でも堀江佐吉の名前が残っているのだなと感慨深いものがありました。
曲がっていて、上りづらい階段です。
階段はまっすぐがいいな~・・・
2階はいくつかの部屋に分かれていて、会議室大会議室などがありました。
こちらは狭い部屋ですね。
で、ご自慢が当時のままの天井です!!
はい。
金唐皮紙の天井です。
皮紙というからには、皮で出来た素材なのでしょう。
豪華です。
当時の建築では一番お金をかけていたというだけありました。
大会議場というだけあり、かなりの広さです。
奥に塔屋に上がる階段が見えますが、使用禁止でした。
上からはお城まで見えるのかな~??
こちらも皮紙の天井です。
こういった細かい細工は、江戸時代からの技術が生きているのでしょう。
窓の向こうに岩木山が見えました。
邪魔な電線は消してみました^^;
重要文化財の説明書きですが、痛んでしまい、よく読めませんでした。
明治の建築が残っていて、きちんと管理されて平成の私共が見学できるのは、幸せなことだと思いました。
上れない階段を上がると、屋根の上の見晴台に出られるのだろうなと眺めました。
今まであちこちで古い銀行を見てきましたが、どこも無料だったような。。。(^^)
>有料 どうなんでしょうね。古い明治の建物で
重要文化財だから、ただだと無関心な人がどんどん入ってきて
痛むのが困るのかもしれませんね。
お金を払うとなると、興味のある人しか来ないでしょうしね^^