【映画「ジャージー・ボーイズ」】
2014年 09月 30日
私の都合と上映時間が合わないのですが、無理して見てきました。
とても良かったです。
ミュージカル映画ではありませんよ。
だってダンスはフィナーレ?にしか出てきませんから。
普通の音楽映画です。ミュージカルが苦手でも問題なし!!
84歳のクリント・イーストウッド監督が80歳のフランキー・ヴァリーの映画を作る。
同時代人へのオマージュなんでしょうか?
もともとは2005年に作られ、トニー賞も受賞した、ブロードウェイミュージカルなのだそうです。
主人公のフランキー・ヴァリー役も舞台と同じ俳優さんが演じているとか。
あの声で歌える人はそうはいないから当然なのかもしれませんね。
公式HPです: ジャージー・ボーイズ
ジャージー・ボーイズの意味はニューヨーク州のお隣ニュー・ジャージー州の下町に生まれ育った4人のことを表しています。アイルランド系やイタリア移民の多い町だそうです。
リード・ヴォーカルのフランキー・ヴァリーというのも芸名で、本名はフランチェスコ・スティーブン・カステルチオ 。ファルセットの面白い声の歌手です^^;
もろイタリア系の名前です。だからシンガーの星は勿論フランク・シナトラです。
一番右端が主人公?のフランキー役。小柄なイタリア系を演じています。
裏声も出て素晴らしいです。
閉塞感が充満した毎日から脱出するには、①軍隊に入る②マフィアに入る③有名になる
①と②は危険なので、③が望ましいけれど、とりあえずは②&③な毎日を送っていました。
チンピラ兼シンガー そんな感じで、ムショに行ったり来たりをするメンバーもいたのです。
マフィアの親分みたいなのに、世話になったりもします。
音楽界の裏側なんて、どこも似たり寄ったりなのだろうと思います。
作曲の出来るメンバーが加わり、表舞台にのし上がるわけですが、グループですし、チンピラ上がりだったりもするから、色々あります。しょうがないわよね。
そうそう、その作曲をするメンバーというのが、タモリ倶楽部のオープニング曲のこれ!!を作った人だそうで、
びっくらしますた^^;
その後、名作シェリーが誕生して、人気グループにのし上がります。
シナトラにも負けない人気者になっていくのです。
でも、グループのトップ?トミーが莫大な借金を背負っていることが判明し、マフィアのジップに相談しますが、結局フランキーが借金は全部返済すると主張して、それからは借金返しのためのどさ周り。ツアーに出ていることが多く家も不在がちなので、フランキーの妻は酒浸りの毎日。
娘は家出をしたりとお騒がせの挙句に、ドラッグで急死
成功もするけれど、不幸も襲ってくるという、ストーリーでした。
まあね。よくある物語なのでしょう。
最後はロックの殿堂入りに際して、昔のグループが再結成され舞台にたつ場面でめでたしめでたしとなりました。
なかなかよく出来た音楽映画です。
フィナーレが舞台のように、出演者総出で歌ってり、踊ったりするのが楽しかった!!
4人の仲間がひとりずつ語り手となって物語りが進みますが、どうしてもフランキーが主人公な上に、イーストウッド監督に依頼されて、フランキー・ヴァリーその人が撮影に付き添ったりしていますから、フランキーの印象がいいように作られていました。
いい人はフランキー
悪者はトミー
そんな感じ?ちょっと出来過ぎ、、w
私はフォーシーズンズの名前も知らなければ、フランキー・ヴァリーの名前も勿論知りませんでした。ただ代表作の「シェリー」は小学生の頃に流行ったからメロディーだけは知っています。
日本に来たことはあるのかしら?と疑問に思ったのですが、何と今年初めて来日してステージに立ったそうです。79歳で^^;本当は去年来るはずが、この映画の撮影に立ち会うことになり、延期されたとか。79歳で初来日というのは、やはり日本ではさほど知名度がなかったのだろうなと、勝手に納得しました。
九重祐三子のユーチューブを貼るとイケナイようなので、
本物のフランキー・ヴァリーとフォーシーズンズのSherryを貼ってしまおう(爆)