
大急ぎできしめんを食し、大慌てで荷物をコインロッカーに収め、速足で太閤通り口から桜通り口に周り、タクシーで行った先は「トヨタ産業技術記念館」でした。
ノリタケも近いので、本当は両方見学したかったのですが、如何せん既に2時過ぎです。
翌日はどこもかしこも休館日の月曜日。
しょうがないので、トヨタ1点集中の見学となりました。
ノリタケさんは、そのうちに日帰りで行ってみようと考えております。
HPです: トヨタ産業技術記念館

トヨタグループ館
1925年に建設された旧豊田紡織(株)本社事務所を建設当時の状態に修復し、豊田佐吉・喜一郎のゆかりの品や資料などを展示しています
入り口近くにあった、トヨタグループ館は見学する時間がなくて残念でした。何とか見学できた場所もレンガ造りの古い建物を利用しています。

閉館の5時までに見学できたのは、こちらです。
2時間半でやっとこさっとこでした。

トヨタの始まりは自動織機ですから、まずは織物から始まります。
*環状織機
トヨタ産業技術記念館のロビーには、基本理念のシンボルとして環状織機が動態展示してあります。織機の自動化を成し遂げた豊田佐吉は、もう一つの究極の目標に定めた「動力を空費せず、超広幅の布を静かに製織できる」環状織機を1906年に発明しました。運動の理想である回転円運動により、布を織り上げるという画期的な織機で、「夢の織機」と評価され世界19カ国で特許を取得しました。
欧米の模倣が精いっぱいだった時代に、佐吉は日本人の技術力や科学力の可能性を示したのです。展示機は1924年に製作後、長時間テストされた現存する唯一の完成機です。(HPより)
輪に織り上げる機械があるのは、初めて知りました。凄い発想だと思います。
もう1つの自動織機G型というのは、この後詳しい説明を受けましたが、工夫に工夫を重ねた完成版?細かい工夫の1つ1つに感心するばかりでした。
小さなことからこつこつと、
そういった細かいことをないがしろにしない姿勢が最終的な夢の完成品を作り上げていくのでしょうね。努力の積み重ねこそが大切なのだ、と、当たり前ですが、思い知りました。

明治になるまでは、手仕事にしか過ぎなかった紡績や織物が、動力を利用して機械化されていく様子を1つ1つ説明を受けながら見学しました。
綿を植えて綿の実を収穫するところから始まるわけです。


綿の種をもらいましたので、私も綿を育てて綿の実を収穫して、ハンカチ位は作れないものだろうかと(無理?)思いました^^
糸紡ぎから、織物まで、大変上手な解説に説明を受けるこちら側も流れ作業の一環にのったかのようで、へ~へ~ふむふむ、、うなづいている間に、あっという間に、コンピューターの画面にある画像を織り込む機械に到達して、目が回るようでした。
このコーナーの評判が大変いいのですが、行って見て聞いてなるほどと納得致しました。
自動織機の進化の様子も興味深く、楽しかったです。
一番印象に残ったのは、杼(シャトル)の小さな穴に糸を通す方法です。
それまでは、穴が小さいので、口で吸って通していたのだそうです。
しかし、それは不衛生ですし、糸も濡れる、扱う人もほこりを吸い込んで身体に悪い。
そこで考えるのが豊田佐吉翁。
木綿の性質を利用して、ギュっと力一杯糸を引っ張ると、ちぎれた拍子に穴に糸が通るという仕組みでした。まるで手品のようで、あっけにとられる見学者たち。
色々なことすべてを頭の中におさめた上での知恵なのでしょうが、
やはり凡人から見ると凄い発想だなと感心しました。
人間の知恵で1つ1つの問題を解決していく様というのは、見ていて楽しいものでした。

自動織機の次は自動車です^^;
佐吉翁の長男喜一郎氏の国産自動車を作るという熱意の物語。
朝ドラのマッサンを思い出します。
苦難のばかりの道(戦争とか)で、作り上げるのはさぞや大変だったことでしょう。
その上に50代で亡くなられるし、今の成功をちらっとでも見せてあげたかったものだと思いました。

自動車を作ると簡単に言っても、まず金属を作ることから始まるわけです。
本当に大変なことだったと想像します。木枠に沿って鉄板?を添わせて形づくり(気の遠くなるような仕事)形を作る。
そしてエンジン!!エンジンがないと動きませんから^^;
シートはミシンで縫います^^;
塗装も人間が塗ります^^;;;
はぁ~~~~
大仕事ですよ。
第1号の自動車のモデルがあり、観音開きの扉など、当時の社会事情に合わせた作りになっていました。
自動車も最初はトヨダと濁点があったのですね。
途中でトヨタと清音に変わったそうです。
そういえば、今は豊田市ですが、昔は挙母と言っていたわよねと思い出しました。

懐かしい昔の自動車が並んでいたので、記念撮影^^






こういう屋根の形を見ると、工場だな~~~っと思いました^^
自動車のコーナーは自由にご覧下さいと解説などはありませんが、
織機のコーナーは詳しい解説があったので、よくわかり楽しく見学できました。
やはり、自動車は身近だけれど、織機は身近じゃないから説明つきなのかもしれません。
知らない世界を見たような気になり、大変楽しかったです。
人気があるのも納得できました^^
世界のトヨタ・・・
ほんと、創始者に現在を見せたらなんていわれるかw
毎日、便利に利用させて戴いていますが、素材から作られた苦労・・・
今では想像が出来ない世界ですw
丁寧なレポート、ありがとうございましたw
ところで今日のおまけ・・・
トヨタ・カローラ饅頭とかないのかしらん?(笑)(^_-)-☆
自動車に目が向きがちポンが、織機とか楽器とかの緻密な作業が、実は自動車産業にも生かされているポン
そうそう、ここの糸のコーナー説明が面白いのよ。
何かの展示会の時に来て、ちょっと時間が急ってる時だったので、ゆっくり聞けなかったのが残念だった。
自動車の部品みたいなとこもおもしろかった。
もう一度ゆっくり行ってみたいです。
トヨタの産業記念館は名古屋観光でも大変人気があるそうで
(外国人にも大人気)是非見学しなくてはと出向きましたが
とても良かったです。感動しました^^
1つ1つの積み重ねが今日あるのでしょうが、
最初は本当に大変だったことでしょう。
しみじみします。
>編み物 そうなんです。輪っかの棒針編みは知っていましたが、織物で円状は初めてでびっくりしました。
シャトルが片道なので、静かで良いそうです。輪っかに追って切れば5m幅の織物も出来たとか。
当時は画期的だったでしょうね^^
G型にたどり着くまでの精緻な努力が車の製造にも
行かされたことでしょうね。
前回はリニア鉄道館でくたびれて帰ってしまったのでw
出直しトヨタでした^^;ノリタケは次回、、トホホ
綿から糸に、糸から織物に、
あの説明の流れもよどみなくて感心しました。
写真を撮るひまもなく(大笑)
車はちんぷんかんぷんでよくわからなかったのですが、
織物の方は楽しかったです^^
totiさんも是非ゆっくり見学を!!