【湊かなえ】豆の上で眠る【ネタバレ注意】

豆の上で眠る (新潮文庫)

湊 かなえ/新潮社



暮にお正月休み用に購入し、最初と最後だけ読み放置していたのですが、少し前に中味もぱらぱらと読みました。結局最初と最後だけでもいいような気がしましたが、なかなか面白かったです。

豆の上で眠る という題は童話にそういうのがあり、何か違和感を抱くことのイメージなのかな?
何に違和感というと、2年間行方知れず(神隠し)だった姉が突然見つかって帰ってくるのですが、どうしても違和感がぬぐえない。この違和感は何なのだろう?と、主人公の妹が追及していくわけです。

で、最後に行方知れずになるまで一緒に暮らした姉が偽物で、2年後に戻ってきたのが本当の姉だったという結論。普通偽物が2年後に帰ってくるのでしょうが、本物が帰ってくるというのが、目新しく感じました。

勿論その間の色々な事情も描かれていますが、妹はそれまで感じていた違和感の原因がわかった後、じゃ「本物」って何だろう?と、再びもやもやに包まれるという結末でした。

本物か~~

信じる者は救われる なんて単純にはいかないけれど、目の前にいるその人が本物なのか、偽物なのか、本物であったとして、それがどうなんだ?と、云われるとう~~~む、、と、口ごもってしまうよね。

ある日突然Aさんだった人が実はBなんだよ!!
と云われて納得できるのだろうか?

ここ数日、徳島県での29年前の男児行方不明事件が話題になっています。
記憶喪失の男性が、その被害男児ではないか?
でも両親のDNA採取は中止になったとかなんとか。

ちょうどこの小説を読んだばかりだったので、気になりました。
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by genova1991 | 2018-02-04 14:52 | 読み物 | Trackback | Comments(0)