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【空木】

【夏は来ぬ】
  作詞:佐々木 信綱
  

【空木】_b0009849_1644795.jpg

1) 卯の花の匂う 垣根に
  ホトトギス 早も来鳴きて
  忍び音もらす 夏は来ぬ

2) さみだれの 注ぐ山田に
  早乙女が 裳裾濡らして
  玉苗植うる 夏は来ぬ

3) 橘の薫る 軒端に
  窓近く 蛍飛び交い
  おこたり諌むる 夏は来ぬ

日差しは夏ですが、吹く風がひんやりとして気持ちの良い5月の金曜日でした。空木(ウツギ)だと思って写真をとりましたが、念のためにチェックしたらOKでした。(ホッ)最近あまり見かけませんね。白い小さな花が卯の花(おから)に見えたのでしょうか?茎が中空なので空木と呼ぶそうです。

この辺りでほととぎすは、見かけません。
カラスがカァ~カァ~と鳴きました。
あまり風情は感じられません。

橘はありませんが、夏みかんの木は沢山あります。
そういえば、いい匂いを感じませんが、まだなのか、、、裏年なのかしら?

さおとめがもすそぬらして   か~・・・

じっくり眺めるとなかなか趣のある詩です。
佐々木信綱って明治の歌人ですよね?

へぇ~・・・・・・・・・・
Commented by hirorin330 at 2005-05-28 13:18
『夏は来ぬ』
一言一句が一音一音と見事に融合した奇跡的な歌曲ですよね。
奇跡といえば、明治ニッポンの西洋音楽の吸収度と習熟度、
そして応用力も、奇跡的ともいえるエポックだと思います。

Commented by ましろ at 2005-05-28 13:48 x
日本の昔の歌って、歌詞がとても情緒あふれて奇麗ですよね〜。
将来にわたって大事にしていきたいですね。
Commented by lanova at 2005-05-28 14:22
情景が浮かんでくる唄を口ずさめるのって幸せですよねえ。今この唄を子どもたちに教えても、情景が結びつかないんですものね…う~ん、巷には覚えきれないほどに唄が溢れているというのに…
Commented by beatrix_zwart at 2005-05-28 15:06
夏は来ぬって1番の歌詞しか知りませんでした。3番の最後の行は、遊び過ぎるなってことでしょうか。最近、短歌が気になっていろいろ本を読んだりしているのですが、佐々木幸綱という歌人がなかなか男らしい歌を詠みますね。信綱の孫らしいですね。
Commented by genova1991 at 2005-05-28 20:26
☆hirorin330さま
本当にそうですね。考えたこともありませんでした。さすがその道の専門家!!
明治は凄い時代でしたよね。
明治元年と45年を比べると驚くほかありません。
Commented by genova1991 at 2005-05-28 20:28
☆ましろさま
卯の花を見るとこの歌が出てくるので私の5月の歌です。
ほかの季節には忘れています。
非常に季節感にあふれた歌でさすが歌人の作詞だけあると感心しています。(今まで佐々木信綱の作詞だとは知らなかったのですが、、、)
Commented by genova1991 at 2005-05-28 20:30
☆lanovaさま
今の子どもにはホトトギスもホタルもピンとこないでしょうね。
早乙女の田植えも意味ワカランでしょうね。機械でドドーですから、、
あ~とても残念です。
Commented by genova1991 at 2005-05-28 20:35
☆beatrix_zwartさま
本当は5番まであります。長くなるので勝手に省略しました。
今頃は日が長いからつい時間を忘れてしまいますが、そういう意味なのでしょうか?
私もどこかで佐々木幸綱という名前を見て、関係があるのかな?と思いましたがお孫さんですか。脈々と血が繋がっているのですね。
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by genova1991 | 2005-05-27 16:13 | 植物 | Trackback | Comments(8)

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