【酸塊属あれこれ】
2020年 06月 11日
素敵マダムのブログで、枝物の房スグリが白百合に添えてあるのを見て、思わず口の中が酸っぱくなりました。
スグリの実だとは思ったのですが、念のために確認したところ
スグリって「酸塊」と漢字で書くのですね。
知らなかったけれど、実に相応しい字ではあると感動しました🤣
赤い実のスグリはフサスグリという名前で、赤いのでレッドカラントと言います。
タカノのパフェの添えに彩りでよく出てきたのでお馴染みですが、
もうね
字の通りに酸っぱさの塊でして、梅干しより100倍は酸っぱい🤣
生で食べると酸っぱくて顔が梅干し婆になります。
黒いスグリはブラックカラントで、フランスではカシスと呼びますが、初めてフランスに行った折、ディジョンという東部の町で名前を知りました。ディジョン名物キール(白ワインとカシスのリキュールで作るアペリティフ)を作るのに欠かせないからです。
スグリそのものに馴染みもなく、英語のカラントにも全く馴染みはありませんでしたが、キールのせいで黒スグリ、カシス、の名前が脳内にインプットされました。
今じゃそこらのスーパーにさえ黒スグリのリキュール、クレームドゥカシスは置いてあり、珍しくもなぁ〜〜んともない21世紀です。
話は変わりますが最近キリチーズが見当たらないのはコロナ禍で輸入が途絶えたの?
kiri チーズの kiri は 元の名の vache qui rit ヴァシュキリ(笑う雌牛laphing cow) の語尾の略なんだろうけれど、そんなことはどうでもよくて、暫く欠品なんでしょか?伊藤ハムさん? このお子ちゃま向けクリームチーズも、黒胡椒まみれのブルサンも、当時カシスと一緒に私が覚えた名前なのです。
枝物で見るとたわわな実がお洒落ですし、葉の形も良くて生け花向きだなと再認識したレッドカラントでした。
生で食べると私には酸っぱすぎて悶絶するので、生け花で眺める方が宜しいかなと思った梅雨入りの木曜日。