【加賀乙彦さんの訃報93歳】
2023年 01月 18日
50年前は上智の教育学部心理学科(当時)の助教授をされていたので、その頃からお名前だけは存じていました。小木 こぎ 先生が本名で、眼光鋭い先生で目が印象的だと心理の友人が言ったのを思い出します。
フランスへ留学されたせいで英語よりも仏語の方が堪能で、アメリカでついフランス語が出ると、アメリカ人がほぉ〜っというような、お主やるな!、的な表情をするのが面白かった
という話はどこかで読んだのか友人に聞いたのかは定かではありません。
男性で93歳まで天寿を全うされて老衰で天に召されるというのは、お幸せな生涯でしたね。あやかりたいものです。
昔すぎて曖昧ですが 「フランドルの冬」は読んだように思います。
北の国の暗い冬はちょうど今日のように薄ら寒くて陰鬱だったのでしょうね。
50年近く前の真冬の2月に、ブリュッセルからパリまで当時のTEEエトワール デュ ノール(北の星)にミドリさんと乗ったのですが、車窓に見える景色は葉のない木々と、暗い空。実に陰鬱眺めだったのを思い出します。フランドルの冬は陰鬱、、、
うちにある分厚い「春の戴冠」は、加賀さんだったっけ?
と思ったら、辻邦生でした。ウィキペディアによれば、留学する際に辻邦生と一緒で、軽井沢でも親しかったそうなので、まんざら無関係でもないかと、ひとりごち、、、