【遠い山なみの光】カズオ•イシグロ原作
2025年 09月 30日

ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロが自身の出生地・長崎を舞台に執筆した長編小説デビュー作を映画化したヒューマンミステリー。日本・イギリス・ポーランドの3カ国合作による国際共同製作で、「ある男」の石川慶監督がメガホンをとり、広瀬すずが主演を務めた。
1980年代、イギリス。日本人の母とイギリス人の父の間に生まれロンドンで暮らすニキは、大学を中退し作家を目指している。ある日、彼女は執筆のため、異父姉が亡くなって以来疎遠になっていた実家を訪れる。そこでは夫と長女を亡くした母・悦子が、思い出の詰まった家にひとり暮らしていた。かつて長崎で原爆を経験した悦子は戦後イギリスに渡ったが、ニキは母の過去について聞いたことがない。悦子はニキと数日間を一緒に過ごすなかで、近頃よく見るという夢の内容を語りはじめる。それは悦子が1950年代の長崎で知り合った佐知子という女性と、その幼い娘の夢だった。
1950年代の長崎に暮らす主人公・悦子を広瀬すず、悦子が出会った謎多き女性・佐知子を二階堂ふみ、1980年代のイギリスで暮らす悦子を吉田羊、悦子の夫で傷痍軍人の二郎を松下洸平、二郎の父でかつて悦子が働いていた学校の校長である緒方を三浦友和が演じた。2025年・第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品。
2025年製作/123分/G/日本・イギリス・ポーランド合作
配給:ギャガ

見るかどうしようか迷っているうちに一番小さいホールで1日1回上映となり、最後のチャンスかと思い切って見に行くと、結構混んでいて息苦しくなりました。
もっと早く大きなホールの時に見るべきだった。
二階堂ふみと広瀬すずが1950年代の長崎を舞台に演じます。
彼女たちが生まれる前ですよね、、
あの時代の長崎に60年代風団地があったのだろうか?
と、どうでもいいことが気になる昭和婆😅

(30年後の母娘)
その30年後のイギリスの話と織り交ぜて描かれるのでついていくのがちょっと大変。
80年代だともう電動タイプライターがあったよねと、1960年代風手動タイプに違和感
だってその頃IBMのタイプライターぶっ叩いて仕事をしていたもの🤭
短いながらメモリーも付いていて、お決まりの文章はダダダと勝手に打ってくれたよ!
と、昭和末期婆、、イギリスだからそんな最新マシンは使わないかと納得したりして🤣
すぐ後にはワープロ全盛期を迎え、横文字はパソコンを使っていた80年代前半。プラザ合意前。

んなことはどうでもよくて、友和氏もお父さん役で登場。戦前の校長先生なので戦後の扱いには不満たらたら

孫が生まれればお祖父ちゃんになる役

で、この手のストーリーは苦手な安易脳のワタクシなため、嘘と現実が混ざり合うと訳がわからなくなり当惑🤣
この二人は妄想の産物らしい。
長崎が舞台ということで原爆の被害も勿論言葉では登場しますが、映像には出てきません。妄想や嘘が混ざり合うファンタジーらしいのですが、原爆が出てくるので甘くない現実。戦争に負けて女は辛い現実。
勿論長女が自死と死も織り交ぜてあるから、えぬちゃん曰く体調の悪い時には見ない方がいいのかもしれません。私のように鈍感居士ですと鈍いからヘーキかもね。
あまり気分は良くならないファンタジーなのかと思いました。
こういう映画はお好きな方には魅力的でしょうが、そうでない方にはきついよね。
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