【ベートーヴェン捏造】
2025年 10月 02日

19世紀ウィーンで起きた音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫ったノンフィクション書籍「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」を、バカリズムが脚本を手がけ日本で映画化。
難聴というハンディキャップを抱えながらも、数々の歴史的名曲を遺した天才音楽家ベートーベン。しかし、後世に伝わる崇高なイメージは秘書シンドラーが捏造したもので、実際のベートーベンは下品で小汚いおじさんだった。かつてどん底の自分を救ってくれたベートーベンを熱烈に敬愛するシンドラーは、彼の死後、そのイメージを“聖なる天才音楽家”へと仕立て上げる。そんなシンドラーの行動は周囲に波紋を広げ、「自分こそが真実のベートーベンを知っている」という男たちの熾烈な情報戦が巻き起こる。さらに、シンドラーの嘘に気づきはじめたアメリカ人ジャーナリストのセイヤーが、真実を追及しようとする。
主人公・シンドラーを山田裕貴、ベートーベンを古田新太が演じ、染谷将太、神尾楓珠、前田旺志郎、小澤征悦、遠藤憲一が共演。人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」でキーボードを担当する藤澤涼架が、天才ピアニスト・作曲家のショパン役で劇映画初出演を果たした。監督は「地獄の花園」などでもバカリズムと組んだ関和亮。
2025年製作/115分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2025年9月12日

この映画コメディでも何でもなく、原作のあるちゃんとした実話というのが面白い🤣
松竹映画ですが最初にガオーMGMが出るのでびっくりしました。
Amazon MGMって何?
私たちが知っているベートーベンのイメージは、実は作られたもので、本当は違うらしい。何故そうなったのか?というストーリーです。
予告を見た時にベートーベンやその周りを日本人が演じるのに違和感はないのだろうか?と、疑問でしたがさほどコスプレ感は感じませんでした。
俗物のベートーベンを英雄に仕立て上げる、元秘書の並々ならぬ努力の様子と、捏造を暴こうとして結局やめた研究者。
真実が必ずしも好ましいものではなく、作り上げられたイメージの方が都合がいいということなのかな?
利にならなければ暴く必要はない
まあね、世の中そんなもんでしょう。
事実を知っている人たちが亡くなった後はどうにでも改竄できる。
嘘と証明出来なければ真実、事実になるのよ
という、結局歴史なんてそんなものよねと、妙に納得してしまう物語でした。
結構面白かったです。
そうそう映画の中の年表で知りましたが、来年はベートーベン没後200年になるのね。
ということで、没後200年記念映画🎬‼️


