9月29日(火)曇りのち雨【ジョゼと虎と魚たち】
2005年 09月 20日
朝もう1回見直し始めました。半分位見たかな。
主人公は調子のいい軽い男子大学生と生まれつき足が悪くて歩けない女性。この2人の出会いから別れまでのストーリーです。
障害のある女性(池脇千鶴)が出てきますが、予想に反して、からっとしています。
強くないと生きていけないから。
それに対して男子学生(妻夫木聡)はへなちょこですが、根は優しいようです。
先週見た「メゾン・ド・ヒミコ」と同じ監督・脚本で、話題にもなりましたから、レンタルしてきました。じめじめしなくて良い出来です。同じ組み合わせだな~という雰囲気がします。やはり特にクライマックスというものがありません。また、ハンディキャップのあるマイノリティーだからといって、いじけない、かといってさほど肩をいからせているわけでもなくごく自然な生き方を描いています。池脇千鶴がうまいので、ちょっと見直しました。
「メゾン」と同じく余韻がじわりと残る、「見て良かった」映画の1つです。
不思議な題名(原作:田辺聖子)です。
ジョゼは久美子(池脇千鶴)のサガンの愛読書「1年ののち」の主人公の名前です。恒夫(妻夫木)に「名前は?」と尋ねられて「ジョゼ」と答えます。虎と魚は近所しか見たことのない久美子が是非とも見てみたかったもののことです。
サガンのあの辺りの小説は読んだはずですが、ほとんど覚えていません。「悲しみよこんにちは」が、かろうじて、、といったところです。古本屋ならぬ図書館で捜してもう1度読んでみようかな、、、