【蓮のお勉強】
2006年 07月 13日
「早朝観蓮会」(Early Morning Lotus Viewing)のご案内パンフに蓮の説明がありましたので、せっかく得た知識をご紹介しますね~。
<ひらいたひらいた>
「ひらいた ひらいた」
「なんの花が ひらいた」
「レンゲの花が ひらいた」
このうたに出てくる「レンゲの花」は春の野に咲くレンゲソウではありません。レン=蓮 ゲ=華 つまりハスの花のことなのです。
このうたは、明治時代の遊びうたです。子どもたちが輪になって手をつなぎ、うたを歌いながら外に広がったり、内につぼまったりして、ハスの花が開いたりつぼんだりするようすを表現しています。これはハスの生態をよくあらわしているわらべうたです。
<花の咲き方>
【開花1日目】
午前5時ごろ、外側の花びらがゆるみ出し、1分間に約2mmの速さでゆっくり口を開け、1~3cmの「とっくり型」になる。色も濃くなり、午前8時ごろから閉じ始める。
【開花2日目】
夜中の午前1時ごろから開き始める。午前7時から9時ごろまでに「おわん型」になり、色鮮やかになる。この頃から閉じ始め、昼頃には完全に閉じる。
【開花3日目】
夜中の午前1時ごろから開き始める。午前6時ごろには、「おわん型」、9時頃には「さら型」になる。花は最大に開くが、色はあせ、花びらも一ひら、二ひら散り始める。午後までに少し閉じるが、半開きの状態で終わる。
【開花4日目】
夜中の午前1時ごろから開き始める。午前6時には完全に開き、花びらが散り始める。午後には一ひらもなくなり、花托だけが残る。
<ぽんっ>
蓮が開花するとき音をたてるということは、昔から一般に伝えられてきたようです。
江戸時代の詩人梁川星巌が不忍池波畔で蓮の開花音を聞こうとした折に詠んだ詩があります。その中にも、蓮の花の咲く音を聞こうとするというような意味の詩があります。この頃からすでに蓮の開花音が信じられていたことがうかえます。
しかし、実際には蓮はゆっくり静かに開花するので音は聞こえないはずです。蓮の神秘的な美しさに酔いしれ、蛙が水に飛び込む音などを聞き誤ってしまったものが、人々に言い伝えられてきたのかもしれません。
genovaさん、素敵です^^/"
蓮が4日間かかって咲くとは知りませんでした。
知らないことばかりあって、世間は広いです。
蛙がポンでもいいから、早朝に見に行ってみたいで~す。
もっと近づけるといいのですが、遠くて上手に撮れず残念です。お休みの日は早起きできないので、今日頑張りました。もうこれで力尽きましたデス。
とっても勉強になります。まーったく、ほんとにまーったく、蓮の花が4日しか咲かないことも、先日のこちらの記事を読むまで知りませんでした。。。
私にとってはあまり馴染みのない花なのですが、童歌にまでなってるってことは、昔はかなり身近な花だったのでしょうか。
私もレンゲはマメ科のレンゲだとばかり思っていました。
ぽんの音も伝説のようですね~
>馴染みのない花 朝早く行かないと見られないため、本当に馴染みのない花です。睡蓮もお昼ごろまででしょうか?水辺の花は早仕舞いなので、忙しいですよね~
蓮が4日間というのは、私も初めて知りました。このトシになっても知らないことばかりですよ~大変ですワ~・・・