【愉快な「浪漫亭」】

そろそろお昼ご飯の時間なので、雨宿りを兼ねて円山公園の噴水を見下ろす位置にある茶店に入りました。

「見晴らしはいいよ」とのジーちゃんのアドヴァイスがあったからです。

外のメニューを見ると、お弁当かお蕎麦か喫茶という感じなので、隣の長楽館も見に行きました。でもランチタイムは結構いいお値段なので、さほど空腹でもないからと戻ってお蕎麦を食べることにしたのです。

中に入ると、

「あの、今は喫茶だけなんですよ。」とのこと。

「お蕎麦は？」

「蕎麦は出来ます。」

というので、席に案内してもらいました。
残念なことに見晴らしの良い席はもう埋まっていて、空いていた見晴らしのない席につきました。






それにしても、

面白いお店なのです。

入ってくるお客さんに、

「飲み物しかできないんです。お蕎麦も時間がかかります。」

と、いちいち断っています。
お昼時ですから、大抵その言葉で引き下がります。
表のメニューには３～４０００円はするお弁当の写真が貼ってありますが、
そちらはダメみたい＾＾；
高い物を食べる気がないので私達には幸いです。

おかげで中は空き空きだから、空間が広い！

かろうじて見えた外の景色です。
公園側に座れば、居ながらにしてお花見が楽しめます。
今回のように雨模様の天気の日には絶好のお花見場所？

食べ物はダメよ～と断られても入ってきたビールのお客さんは
乾杯をしていました。

そうそう、外人さんが多いの。

「あれはダメこれは時間がかかる」という面倒な説明はちゃんと出来たのでしょうか？
隣のゲルマン系（ドイツ語にあらず）の一人客は日本酒の熱燗を楽しんでいましたねぇ～。
（「hot or cold?」と聞いてました＾＾；）

このお蕎麦を頼む時も
「すごぉ～～～く時間がかかりますが」と、念を押されましたが、すぐに出てきました。

お蕎麦なんて粉から打つというのでもなければ、そんなに時間をかけたらのびちゃうぞ！

それにしても、高いの。観光客値段です。

てんぷら蕎麦といなり寿司３個のセットで１５００円。
もったいないから、セットにしなかったにしん蕎麦は１０５０円。
松葉並だわ～んーー；

娘が頼んだこの「とんでも」ピザは、これで、７００円もするのです。

ものすごいピザでしたよ。

う～～～～む。

唸る私。

私の「松葉」並値段の「にしん蕎麦」であります。
お蕎麦がナント茶蕎麦でした。

う～～～～～む。

緑の茶蕎麦とにしんの組み合わせには違和感が、、、
やはり普通の茶色の蕎麦の方がよろしいように思います。

茶蕎麦とてんぷらも、あまりしっくり来ないようですが、、、

好みでしょうが。。。。

え？
お味？
かなりしっかりとしたお醤油味のお蕎麦でした。
松葉よりは濃い味付けかな。
そんなに、不味い～ということはありませんが、特に美味しい～～ということもありませんでした。

普通の茶蕎麦のにしん蕎麦でした。
でも、変なの～～。観光地の食べ物には変なものがあるのよね。やだやだ。

食べ終わり、外に出るとお地蔵さまと桜の花が～・・・

家に帰り父に話をすると、

「怪体な店だろう？」と言うではありませんか！（そんなのを何故ススメルのだ！）

「そもそも何屋なのかよくわからない。外からの見かけと中が全然違う。入り口が２つあり、レジが出口ではない方にあって、はなはだ変である。」

そうなんです。どうして出口にレジがないのかな？

本当にわけのわからない、おかしなお店でした。

だって、お客が入ってくる度に断るのですもん。

来るもの拒まずならぬ「来る客断る」浪漫亭＾＾；