【「ブラッスリー・ポール・ボキューズ・ミュゼ」でディナー・六本木散歩⑦】
2007年 05月 30日

それにしても、夜の美術館というのは少々不気味です。
3月に夜の博物館という映画を見ましたが、美術館でよかったです。絵が歩いてきても恐竜のように怖くはないからね^^
「6月19日(火)代官山にメゾン・ポール・ボキューズオープン!」

午後6時ちょっと前です。日没もずいぶん遅くなりました。夏至までひと月ありませんからね。
ミッドタウンから新美術館まではすぐです。翌日も行ったり来たりとなりました^^;

お馴染み黒川紀章さん設計のうねうねガラス張り~!
お客さんは皆出てきます。
「レストランへ」と言うと警備員さんが通してくれました。
何というか、閉店後のデパートに入っていくような感じ。
行きはまだエスカレーターが動いていましたが、帰りはエレベーターのみでした。
ロープが張り巡らされ、道筋のみ許可という感じ。

ブラッスリーなので、お気楽な感じ。
それにしても沢山のテーブルが並んでいて、びっくりしました。
こんなにキャパシティーがあるというのに、昼間の列は何でしょう!
何百人ものお客さんが押し寄せるのでしょうか!!!

外の景色はこんな感じです。
何が見えているのかよくわかりませ~ん。

ポール・ボキューズというのは、私が若い頃のスターでした。
リヨンまで食べには行けませんでしたが、ここで片鱗に接することが出来て感慨深いものがあります。当年とって82歳になられるそうで、お元気で何より。
ブラッスリーのせいもあるかもしれませんが、今風の綺麗なお料理を見慣れていると、ちょっとぶっきらぼうな感じもする、鴨のテリーヌなどなど。パンもお気楽なフレンチ風でよろし。
オリーブは突き出しだそうです。ついている楊枝ではささらなくて、フォークでいただきましたが、手で食べてもいいのよね。ブラッスリーだもの。
それにしても、夫が頼んだこの鴨テリ。
分厚くて仰天しました。こういうフランス風はありがたいです。
私もちょっぴりへずっていただきましたが、とても美味しかったです。
ランチの鴨テリも同じ大きさだったら、ランチは実に非常にお値打ち品で、長蛇の列も納得がいくというものです。
バゲットに鴨テリが大好きな夫はバクバク食べていました。もちろんパンお代り^^
このパンも温めたりなんかはしていない、ブラッスリー風だ~。あいそなしだ~!^^
あいそなしも又よろし。

私のサラダ。
上にのっている大根の薄切りのようなものは、パルメザンチーズです。
大根と違って触るとほろほろほろ~っと崩れます。フォークで食べるのがムズカシイ。
ドレッシングはあっさりとしたヴィネガー味。いわゆるフレンチドレッシングでありますな。
酢と油だけのドレッシングはさっぱりしていて、好きです。
市場サラダ美味しかった。

夫が選んだ本日の鮮魚のマルセイユ風。
つまりブイヤベースですね。

というわけで、ちゃんとクルートとアイヨリもついていました。
本日の鮮魚はエビ・スズキ・ホタテのようです。
美味しそうだったわ~。(味見できず)

私はリヨンの近所のブルゴーニュを偲んでブッフ・ブルギニヨンにしました。
ちょいとイメージとは違うものが出てきて、上にかかっているものは、何だろう?状態。

食べればすぐにわかりますが、クリームのようなものはマッシュポテトでありました。
お肉と一緒に食べるとちょっとざらつくので、上にはかけない方が私には良かったかもという感想です。ホホ肉はよく煮込まれていて、ほろほろ~っと崩れる感じ。美味しいけれど、ま、こんなとこかな?という感じもしました。(どんな感じだ~!)
え~と。普通。(あいそなしの感想)

最初はフルコースにするか迷いましたが、メイン1品にしてよかったです。
とにかくブラッスリーのせいか、ボリュームがあってこれだけで充分にお腹は満足でありました。
それに、
水を山のように飲んじゃったしね。
美味しい水でしたが、私はケチなので、ミネラルウォーターなんて勿体なくて、、
「ただの水で良かったのに。」
「だってそんな雰囲気じゃないから、ただの水でいいよと言えなかった」
珍しく気弱な夫の言。
イタリアのミネラルウォーター1リットルを2本飲んだので、大散財しちゃったわ~
まだビールでも飲んだ方がマシ。ブラッスリーだしぃ~~~
そうだ、このデザートですが、見ての通りのものです。
シャーベットの盛り合わせとボキューズのクレームブリュレであります。
どこがボキューズ風なのかはよくわからないのですが、上のぱりんぱりんキャラメルはほろ苦くて美味しいし、下のクレーム(クリーム)はまったりまろやかで良かったです。美味しかった。
シャーベットは赤いもの(フランボワーズかな?)を味見しましたが、酸っぱく爽やかで美味しいソルベでした。

水をひとりあたま1リットルも飲んだので、食後のコーヒーは省略(節約)して、お店を出ました。
無人のカフェは不気味です。

下から見上げても不気味です。

営業しているのはレストランだけ。
暗闇に光る案内板。
周りには誰もいません。
怖いです。

ヒルズの森タワーの上にお月さまが輝いていました。
感想: 行列さえなければ、賑やかなランチに行った方が怖くなくていいと思いました。お値段もお昼は断然リーズナブルだし、、、、。昼に又行きたいレストランではありました^^
昼間は長蛇の列ですが、夜はさすがにゆっくりお食事できますね!
確かに、人がいなくて、少々不気味感も漂っていますが、
でも夜景をみながら、静かに味わってお食事できるので
いいですね~。
クレームブリュレ、ボキューズさんのオハコですね(^^)
挨拶に出てこられたボキューズ氏と一緒に写真を撮って頂きましたが
私の顔はワインの飲みすぎで真っ赤っか・・・恥ずかしくて誰にも見せられません。
ブラッスリーがあるなんていいですね。関西にもあるのでしょうか。
(あったとしても既にバブル期が過ぎた私には無縁・・・?)
昼間のあの仰天行列を思うと夜はうそのような空間でしたね~。
ちょっと怖いのですが、周りが真っ暗だから、、、。
>オハコ いや~そうなんですか。最近の様子はさっぱりなので、
知りませんでした。PBというと、スズキのパイ包み焼きとクネルしか
知らないもので、、、古い人間なんですよ~・・・・。
わ~~!
さっすが!!
antoinedoinelさんのバブルは、本物のゴージャスバブル(?)
だったのですね~。いいなぁ~。PBさんはまだおじさんでしたか?
今は82歳だそうで、お爺さんの年齢でしょうが、元気そうでびっくりです。入口の大きな画面にずっとPBさんの様子が流れていたので、画面と一緒に記念撮影をすれば良かったです^^;
PBさんの海外支店はこの美術館ブラッスリーが初めてだそうです。つまり今年の春が最初。次は代官山にレストランが開店するそうです。この調子で膨張すればいずれ関西にまで進出しそうですね。
平松さん(運営しているヒト)の力次第かな?
お寒うございます、genovaさん♪
楽しいお料理のご紹介ありがとうございます!
さつまいもと生クリームでアレンジできそう〜^^
でも、マッシュポテトはざらつきが残るのですね。
貴重なレポもありがとうございます*